ぽろちはハイボールやウィスキーバックくらいしかウィスキーと縁がないのだが、配偶者はウィスキーが好きで、スコットランドに在住する以前から、スコッチウィスキーを飲んでいた。
配偶者曰く、スコットランドに住んでいるからには、いち早く皆さんに自分の好きなスコッチウィスキーについてご紹介したかったと申している。しかし、それぞれのウィスキーに刻まれた深い歴史と多岐に渡る地域特有の香りや味を知れば知る程、語彙力と表現力の少ない配偶者が、おいそれとそれらを紹介するには恐れ多く、筆がどうにも遠のいてしまった、とのこと。
観光シーズンも終盤に差し掛かるというこの時期に今更、という感も否めないが、最近配偶者は良いウィスキーと出会えようなので、ウィスキー若輩者ながら、是非そのお店と共にウィスキーを紹介したいと思う。
お店の名前は、Cadenheads Whisky Shopだ。エディンバラのロイヤルマイル沿いのお店で、ホリールード宮殿にかなり近い場所にある。
外観はそれほど目立たないので、見落とすことの無いよう注意して欲しい。以前はショーウィンドウに看板犬がいたのだが、ここ暫く見かけていないので気になっている。
狭い店内には、ウィスキーがところ狭しと並んでいる。この日、スタッフさんが4人もおり、皆お客さんにつきっきりで、ウィスキーの紹介、説明をしていた。エディンバラでは珍しく、扇風機が稼働していた。
キャンベルタウンに会社があるためか、その地域周辺のウィスキーがとても多い。中には£50000と値札のついたウィスキーまであった。
こちらは、カスクから直で購入出来るスコッチ。アルコール調整や、カスクごとのロット差を無くす製品化前のスコッチを楽しむ事が出来る。お値段がお手頃なので、スコッチに詳しい方へのお土産にすると、とても喜ばれると思う。
ちなみに、今回このお店で配偶者が購入したのは、こちら。
Longrow peated。キャンベルタウンのスプリングバンク蒸溜所で、ピートのみで48時間乾燥させた麦芽を使用して、2回蒸留して造られたシングルモルトウィスキーだ。
配偶者曰く、このウィスキーを日本の通販サイトでは見たことがあるそうなのだが、実際に目にするのは初めてだったので、興奮したらしい。
キャンベルタウンは、かつてウィスキーの名産地として栄えていたが、現在は衰退してしまった。スコッチウィスキーの名産地4大エリアは、ローランド、ハイランド、スペイサイド、アイラであり、キャンベルタウンは除外されてしまっている。
さて、Longrow peatedを飲んでみた配偶者の感想だが、大変強いピートの香りにドシリとした味。しかし、ラフロイグやアードベックのような強烈、といった印象とは違い、どこか濃厚でクリーミー。月並みだが、ピートの香りが強いため、アイラモルト好きには、きっと好きなウィスキーだと思う。
Cadenheads Whisky Shop、スコットランドの全エリアのウィスキーが揃っている訳ではないが、スコッチが好きな方には興味深いお店となることと思う。ウェブサイトも充実しているので、探している品がある場合は予めチェックしておくと良いかもしれない。エディンバラでおすすめのウィスキーショップだ。
2 Comment
私の旦那さんもスコッチ大好きです。そのためにスコットランドに来たのではないかというほどに(^^;)
Replyエディンバラのこのお店は行ったことがないので、今度行ってみます!
chanさん、こんにちは^^コメント頂きましてありがとうございます。
Replyご主人様もスコッチお好きなのですね!ぜひぜひ一度こちらのお店に行かれてみてください!
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