オーストリア旅行4。カフェザッハーCafé Sacher。

中央ヨーロッパを旅行中、オーストリアはウィーンに立ち寄った、ぽろちと配偶者。真夏のウィーン観光は、暑さに弱いぽろちと配偶者にとって、過酷でした。今回は観光の途中で休憩に訪れた、ザッハトルテ発祥のカフェ、カフェ・ザッハー(Café Sacher)をご紹介したいと思います。


場所は、ウィーンのリンク内、ウィーン国立オペラ座のすぐ近くです。地下鉄の最寄り駅は、Karlplatzで地下鉄U1、U2、U4が通っています。

ウィーンには、ザッハトルテで有名なカフェが2軒あるようなのですが、なんとその2軒のカフェは隣接しています。フィルハルモニカー(Philharmoniker)通りに面した、ホテル・ザッハーの入り口から入るカフェ・ザッハーと、この通りの角に比較的新しくできた、ザッハー・エック(Sacher Eck)です。


ザッハトルテが有名なカフェとだけあって、人気店です。カフェは予約不可のようですので、どうしても行きたい方は、開店と同時に行かれることをお勧めします。ぽろちと配偶者は開店時間に合わせて、カフェ・ザッハーの方に入店することにしました。


店内は、豪華で煌びやか、華やかです。気軽に寄れる雰囲気ではないので、少し敷居の高さを感じ、思わず背筋が伸びました。一応ぽろちと配偶者は、少しだけフォーマルな装いで入店したのですが、来店されているお客さんの服装は極々普通でした。ジーンズの方も多かったです。ですので、あまり服装を気にする必要はないのかもしれません。


まずはドリンクをオーダー。ぽろちは、夏の飲み物と言われている、マリアテレジア(Maria Theresia)。熱いモカにオレンジリキュール、生クリームがかかっています。


美味しいです!喉が乾いていたので、尚更美味しく感じました。少々苦味が強いモカでしたが、生クリームとオレンジリキュールが、うまくカバーしてくれています。冷たいコーヒードリンクを飲みたい方は、ぜひ!ただし、少々甘めです!

配偶者はメランジェ(Melange)。モカと温かく泡立てたミルクを、1:1で混ぜたものです。ウィーンのカフェでは、定番の飲み物だそうです。


ミルクの割合が多いからか、かなり優しいお味。ふわふわの泡が、さらにその優しい味に丸みを加えます。しかし、このメランジェは美味しいのですが、甘いケーキと一緒に頂くには、マイルドすぎました。

程なくして、お待ちかねのザッハ・トルテ(Sachertorte)の登場です。


Sacherと書かれたチョコレートが、ザッハ・トルテの上に乗っており、風格を感じました。お味は、濃厚なチョコレート、しっとりとしたスポンジ、そしてアプリコットジャムの甘酸っぱさの、見事なバランス。ネット上では甘過ぎる!という批評もありましたが、とても上品な甘さなので、そこまでびっくりするほど甘くは感じませんでした。美味しいです。カフェ・ザッハーに訪れたら、是非トライして頂きたいと思います。

そして、アポフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel) 。


チョコレートケーキが苦手なぽろちは、こちらのアップルパイにしました。シナモンがたっぷり入っており、甘さは控えめです。リンゴの食感、甘酸っぱさ、シナモンの風味でさっぱりとした後味なので、甘いものが苦手な方も食べられるかと思います。美味しいです。エディンバラでは、なかなかこのような繊細なスイーツは食べられないので、とても美味しく頂きました。

日本のガイドブックなどで紹介しているからか、店内では、数組の日本人を見かけました。日本人の居ない所に行きたい、ということであれば、他のカフェに行かれた方がよいかもしれません。


また、角にあるザッハー・エック(Sacher Eck)には、お土産屋さんも併設されており、ザッハ・トルテを発送したり、お持ち帰りが出来るようです。


しかしティータイムは、ザッハー・エックではなく、カフェ・ザッハーの方に行かれる事をお勧めします。数年前、ぽろちはザッハー・エックでお茶をしたのですが、一般的なカフェの雰囲気とそう変わらなく、スイーツよりも店内が騒々しかった思い出の方が強いです。カフェ・ザッハーは、今自分は華やかなウィーンに居るんだな、と気持ちを盛り上げてくれることと思います。
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