全然知らなかったのだが、イングランドでは今年2016年の9月13日から、新しい5ポンド札が導入されたらしい。銀行によるが、スコットランドは一ヶ月程遅れて、10月からスタートした。
何でも従来の紙幣とは違い、ポリマー紙幣という合成樹脂で作られており、従来よりも薄いが強い紙幣になったそうだ。戦闘力の高さは不明だが、確かに従来の紙幣と比較すると、シワになりにくい気がするし、手触りがスベスベ。これまでの紙幣とは違うことがうかがえる。
ぽろちと配偶者が手に入れた£5紙幣は、RBS(Royal Bank of Scotland)発行のもの。スコットランドの文学史に名が残る作家、Nan Shepherd氏が表になっているものだ。裏は、スコットランドの漁業を最も支える魚として、二匹のサバがあしらわれている。
イングランドの新しい£5紙幣も、入手できた。
こちらは、Bank of England発行の紙幣である。表はもちろんのこと、女王様。裏は元首相であり、ノーベル文学賞を受賞したウィストン・チャーチル(Winston Churchill)氏が施されている。
エリザベス女王の透かしの所にレーザーポインタを当てると、ドットの模様が壁に映し出される仕組みになっているらしい。おそらく、この5ポンド紙幣には、色々な技術が盛り込まれているのだろう。
ちなみに、2017年5月5日から、古い£5紙幣は使用不可となるようだ。
古い5ポンド札に別れを惜しんで、保存用にとっておくのも良し、もしくは価値が無くなる前に使ってしまうも良し、だ。来年には、新しい£10札の発行の計画もあるらしい。目まぐるしい変化に、注意が必要だ。