恒例の今更ハロウィーン。Frankenstein Pub。

二年前のこの日、エディンバラで初めて過ごしたハロウィーンでした。ハロウィーンに対して全く思い入れがなく、とりあえず渋谷でパリピになるか、お家でカボチャ食べとけばいいんでしょ、くらいにしか思っていなかった、ぽろちと配偶者。そんなやる気がなく後ろ向きな姿勢でしたが、外国のハロウィーンを体験しなければならないという謎の使命を背負って、二年前、Samhuinnイベントに参加したものです。

しかし、ぽろちと配偶者の二年前のSamhuinnイベントは、呆気なく終了しました。場所取りに失敗した上に、人混みに揉まれ押しつぶされて、意味がわからないまま脱落。この苦々しい思いをもうしたくない、と、白旗をあげたぽろちと配偶者は、昨年のハロウィーンは不参加を宣言。ささやかにしたことといえば、スタバでハロウィーンドリンクを少々嗜んだ程度。昨年は、消極的なハロウィーンで、幕を閉じました。

今年のハロウィーンは気合を入れて、もう一度Samhuinnイベントへ参加決意をしたものの、雨のため参加を断念。今年は今更ハロウィーンシリーズも終了かと思っていましたが、ハロウィーンを消極的にささやかに済ませられる場所を見つけました。Frankenstein Pub Edinburghです!


場所は、ロイヤルマイルからエディンバラ大学へと続く、George IV Bridge沿いにあります。ハリーポッターのJKローリングさんが通ったとされるカフェ、The Elephant Houseのすぐ近くです。

なかなかインパクトがあるパブなので、これまで何度かこのフランケンシュタインパブに行ってみようかという議論はしていました。しかし、フランケンシュタインというワードに、某渋谷にある監獄レストランがどうしてもチラついてしまい、躊躇っていました。なんと言うか、店名からは、学生や若者向け感が漂っており、ぽろちと配偶者のようなアラサー組は場違いなのではないか…という懸念。数年前までは、ぽろちと配偶者もパリピの一員だったはずなのに、寂しいことです。しかし、ハロウィーンに託けて、再びパリピになろうと思い立ち、赴いた次第です。


パリピとして意気込んだものの、「夜はもっとヤバいパリピいるから怖いし…」という理由で、パリピ感なしの真昼間に行きました。土曜日のお昼に入店したのですが、閑散としており、お客さんは疎らでした。


フランケンシュタインは、3つのパブで構成されているようです。ウェブサイトによれば、地下にはドイツビールを提供しているThe Bier Kellerというパブがあり、そこでは、ぽろちと配偶者が大好きな、ドイツソーセージが食べれるとのこと。しかし、日が悪かったのか時間が悪かったのかはわかりませんが、何故か閉店しているようでした。残念!

フランケンパブのお席は、一階と二階にあります。 一階席ではフードが食べられますが、二階席ではフードは食べられず、ドリンクだけのお席です。ですので、フードを食べられる方は、一階席でお願いします。ぽろちと配偶者は、二階席に座りました。


ドリンクを購入し、薄暗い店内を歩いて二階席に。二つの大きなスクリーンに映る、フランケンシュタインの映画をBGMにしながら、乾杯です!


配偶者はフランケンシュタイン・ラガー。


何がフランケンなのか、謎。何の変哲もない、ラガービールでした。

ぽろちは、Dr.Frankensteinという、このお店の名物カクテルです。


このカクテルは、Midoriというリキュールにライム、ピーチ、オレンジ…などをミックスしたものだそうです。これはかなりパンチの効いたカクテルですね…。青汁のようなお味なのかな…と思って軽い気持ち飲んだ瞬間、ぽろち完敗。まずい!なにこれ!甘さと苦さと色々混じったヤバいヤツ!配偶者は「ふうん、いいんじゃない?」と言っていましたが、その一言を最後に一切手を付けませんでした。もちろん、ぽろちもダメ。軽い気持ちでは飲めないです。しかし、パーティー要員としては、注目を浴びるカクテルだと思います。

お酒を飲んでいると、突然、店内にかかるパリピ系ナンバーが終了し、パイプオルガンのホラー系ナンバーに変わりました。そしてホラーミュージックとともに、頭上からフランケンシュタインが登場しました。





ぽろちと配偶者を一頻り睨みつけた後、彼は元いた場所へと去っていきました。

特にキリの良い時間に登場という訳ではなかったので、フランケンシュタインの登場を狙って行くのは難しいかもしれません。しかし、話のタネには十分だと思います。

こうして、ぽろちと配偶者のハロウィーンが終わりました。

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