勝手に自身に誓った「生涯お米宣言」は揺らぐはずがないのだが、イギリスに住み始めて以来、少しばかり変化が生まれた。実は不本意ではあるのだが、専ら料理が美味しくないと評判のこのイギリスで、お米同様に、毎日食べたいと思う食べ物に出会った。
そう、ハギスと、プラックプディングである。
かなり、ヤバい。かなり重症だが、毎日食べたい、毎日食卓に並べたい、毎日寄り添っていたい…と思う程、どうやら結構際どいレベルにまで、愛が達してしまったようだ。お恥ずかしい話だが、渡英するまでは勝手な先入観で、ぽろちはイギリスの食事を軽んじていた。先に渡英していた配偶者がスカイプ上で、「フィッシュ&チップスヤバい!」とはしゃいでいた姿を見て、「お主は本当の美味しさというものを知らぬようだな…」と思い、配偶者の味覚を嘆いたものだった。
それが、この有様である。
ぽろちはハギスとプラックプディングに…骨抜きにされた。
ちなみに我が家では、ブラックプディングのことを、ブラピみたいでかっこいいからという理由で、「ブラプ」と呼んでいる。
ブラックプディングは、ソーセージの一種で牛や豚の血を混ぜて黒さを出しているのだそうだ。イングリッシュブレックファーストをオーダーすると、必ずと言っていい程登場する。イギリスの朝食メニューの定番キャラのようだ。
こちらは湖水地方に遊びに行った時の朝食。右上の黒く丸いものがブラックプディングだ。
最近イギリスでは、ブラックプディングが有効成分を突出して多く含む食品である、スーパーフードとして発表され、再びその価値が見直されているようである。ぽろちは、この影響を受け、日本にブラックプディング旋風が巻き起こる事を願っている。
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