イギリスのビールでチーアズ!4.Belheaven。

スコットランドのビールに魅了され、毎週欠かさず飲んでいる配偶者。基本的にはどのビールも好きだが、なかなか個性的だと思うビールに出会った。Belheaven(ベルハーヴェン)である。

ベルハーヴェンは、ベルハーヴェン醸造所で作られている。エディンバラから東に行ったダンバー(Dumber)というところにあるようだ。


ベルハーヴェン醸造所は、1719年からビールの醸造を始めている、歴史ある蒸留所である。会社などに所有されていない独立系の醸造所としては、ベルハーヴェンはスコットランドで最も古く最も大きな醸造所となる。ベルハーヴェン醸造所ではツアーも行っているらしい。ツアーは最大12人、所要時間は2時間、とのことで、これは一見の価値があるかもしれない。

それでは、早速ベルハーヴェンのビールたちを紹介していこう。

80 Shilling。


栓を抜いた瞬間から、ホップの強い香りを感じるビール。臭いの割に、味は飲みやすくスタンダードよりのエールだろう。初めてのベルハーヴェンは、このエールから始めてみては如何だろうか。

ST. ANDREWS。


Amber Aleという分類。ゴルフの聖地であるセント・アンドリュースの名前がついている。ゴルフにインスパイアされるような爽やかさが売りのようで、確かに飲んでみると軽い、という感想が真っ先に来る。そして、なんだか酸味がある。爽やかな晴れた日に外で飲みたくなるエールだ。

Robert Burnes。


ハギスに捧げる歌や、蛍の光でおなじみの詩人ロバート・バーンズ氏の名前をあしらったBrown Ale。配偶者もロバート・バーンズ氏に経緯を評してこのビールを頂いたが、臭いとも思ってしまうほどの強いホップの香りと、飲んだ後に全面に出てくる甘さにかなり面食らった。大変特徴的なベールである。何度も飲んでいたらクセになるかもしれないが、1回だけではバーンズ氏と和解することは難しいかもしれない。シリーズの中で、この商品だけはWaitroseでしか見かけた事がない。

ベルハーヴェンのビールは、どれも特徴的な味と香りがあるが故、好き嫌いがかなり別れるビールだと思う。しかし、スコットランドでは長く愛されている味と香り、是非一杯ぐびっと飲んで、スコットランドの空気を肌で感じてみては如何だろうか。
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