陽気なドライバー兼ガイドのフランクに連れられて一行が辿り着いた先は、ウィスキー蒸留所のトマティン(Tomatin)。
こちらの蒸留所は、オプショナルツアーです。午前中、ウィスキー蒸留所とネス湖のどちらに行くかアンケートをとっていたのですが、運のいい事にスケジュールがスムーズに進んでいたようで、両方行けることになりました。なので、ネス湖を希望していたぽろちと配偶者も、入場料の£6を支払って見学することになった次第です。
トマティン蒸留所は、1897年に設立されました。1980年代に経営が悪化したそうですが、1985年に日本の宝酒造が出資したことで閉鎖の危機を乗り越えたそうです。日本との結び付きの強いウィスキー蒸留所だったようで、なんだか親近感が沸きました。人口500人程度のトマティン村に蒸留所ができたのは、流れる清らかな小川と、良質のピート(泥炭)が手に入るという、ウィスキーを作るにはうってつけの場所だからだそうです。
スタッフの方から、簡単にウィスキー完成までの流れを教えて頂きました。
モルトとピートの匂いを嗅がせてもらいます。
こちらは部屋かと思いきや大きなミキサー。
ウィスキーを蒸留するためのポットスチルと、樽に入る前のウィスキーを見学します。
トマティンウィスキーの特徴は、樽による熟成方法です。ウィスキーは樽で10年以上寝かせて完成するのですが、まずバーボン樽に貯蔵後、アメリカンオークの新しい樽を経て、シェリー樽で仕上げるそうです。アメリカからこれらの樽を仕入れて、リサイクルして使うようです。なのでトマティンウィスキーには、シェリー樽の甘い香りがするとかしないとか。
倉庫には沢山の樽が並んでいます。
見学が終わったら、試飲会です。配偶者は、ぽろちの分を含めて3杯も頂いてしまいました。
お味は、スモーキーさは全く感じず、飲みやすいテイスト。少し水を加えると、シェリーの甘い香りが立ってきます。日本では、トマティンはメジャーなスコッチとは言えないと思いますが、宣伝したら必ず人気になりそうなウィスキーだと思います。
お土産コーナーは小さいですが、充実しています。配偶者は、記念にバッチを購入しました。
出発時間になりバスに戻ると、ドゥバイの方々が帰ってこなく、ぽろちと配偶者含め、ツアー参加者の苛立ちは上昇。しばらくして、悪びれもせず楽しそうに現れたドヴァイ方々に、なんだかペースを持っていかれてしまい、何とも言えない気持ちになりました。旅は、まだまだ続きます。
つづく。
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