日本ではあまり馴染みがないリキュールだが、イギリスではピムスは売り上げナンバーワンのリキュールである。ジンをベースに柑橘系のエキスやハーブなどを加えたもので、少し苦味があるが、独特でクセになる甘さで飲みやすい。アルコール度数は25%ほどだ。ピムスとレモネードや、ジンジャーエール、炭酸水などをいれたグラスに、スライスしたオレンジ、ライム、キュウリ、青リンゴなどを加えて飲むと、何ともいえない夏の味が口一杯に広がる。
ピムスの発祥の地であるイギリスでは、ピムスは夏の風物詩といっても過言ではない。有名な話では、毎年ウィンブルドンで行われるテニス選手権の大会中に、ピムスが20万杯も飲まれているそうだ。ちなみにその大会中に、いちごは約2万5000㎏、フィッシュアンドチップスは約3万2000個、ビールは約10万パイント(1パイントは約570ミリリットル)、アイスクリームは約13万5000個が消費されているんだとか。圧倒的なピムスの消費量!
Wikipediaによると、ロンドン中心部のプルトリーで、オイスターバーを経営していたジェームス・ピム(James Pimm)が、バーの客に出していたジン・スリングを、ジェームス・ピムの後継者が家庭でも再現できるようにと1870年代に発売した混成酒が、現在のピムスの原型となっているそうだ。 そして、今日のピムスNo.1のベースとなっている。
ピムスは、No.1からNo.6まで種類があったのだが、No.2からNo.6は現在販売されていないようだ。その代わり、No.3 Winter Cupや、No.6にあたるVodka Cupが季節限定、数量限定で発売されているようだ。またPimm's Blackberry and Elderflowerという味も販売されているようだ。
自宅付近のWaitroseで、配偶者がPimm's Blackberry and Elderflowerを発見し、早速購入。お味はというと、イギリスではとてもポピュラーで、またよく飲み物に使われるというElderflower (日本語だとニワトコの花というら)の独特の香りとベリー系の甘さで、No.1よりも香りが強く甘めで、違った味を楽しむことができる。
そんなわけで、ピムス!
ピムス!
ピムス!イェーイ!
ポテトと一緒だよ!
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