以前から、配偶者の職場には「ケーキ係」というものが存在するとお伝えしきた。週1で設けられるミーティングの際に、上司から指名された人がお菓子を用意する係である。この用意するお菓子は、別に手作りに限定されているわけではなく、市販のお菓子で全く問題はない。なので、ぽろちは市販のお菓子を用意すれば良いと思っている。しかし、何のプライドなのか意地なのか、配偶者はとにかく手作りにこだわっているのだ。お菓子作りが好きなわけでも、得意なわけでもないのに。しかも、作るのは配偶者ではなく、ぽろちである。
ぽろちがエディンバラに来る前は、一応配偶者が手作りしていたらしい。何故か何を作っていたのかは教えてくれないが、配偶者曰く、配偶者の手作りお菓子は皆に大好評だったそうだ。自分で大好評…というのもどうなんだろうと思ったが、そんなに大好評ならば配偶者が作れば良いと言ったところ、「それはできない。最近キッチンに立っていないし、しばらく冷蔵庫も開けてないし、キッチンのどこに何があるかもうわからないから…」と言ってきた。
まさか冷蔵庫すら開けていない程配偶者は落ちぶれてしまったのか…と愕然としたと同時に、自分で言うのもアレだが、結構ぽろち主婦業頑張ってるなと自分で自分を褒めた。きっと主婦の方ならわかってくれるだろうが、配偶者が自分で冷蔵庫を開けなくとも事が済むということは、つまりぽろちの働きがあってのことだ。配偶者が「ぽろちのお陰だよ〜。ぽろちはすごいな」とおだててきたので調子に乗ってしまったぽろちだが、これで乗せられてお菓子を1人で作ることになっては困ると思い、今回は2人で作ることになった。
なんやかんやで出来たのが、こちら。あまり美しくはないが、アップルパイとスウィートポテトパイである。何も難しくはない簡単な物なので写真を載せるのもお恥ずかしいが、それなりのものになったと思っている。ちなみ本当かどうか知らないが、配偶者曰く大好評だったそうだ。日本だったら確実に大好評ではない物が、こちらでは上々だというのが驚きでもあるが、お菓子作りが得意ではないぽろちには有り難い。
(これが使用したイギリスのパイシートです)
今度こそ、次は配偶者一人で作ってもらう。絶対だ。
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