なぜ、毛を残すのか。

まず初めに。この記事は「赤裸々☆ぽろち的乙女事情」記事のため、男性諸君並びに汚れを知らないアイドル的女子は速やかに退出していただきたい。

麗しき乙女の日常を語る上で、脱毛事情は欠かせない話だ。しかし、花も恥じらう、うら若き乙女が、はたして秘め事を公にしていいものか…と若干悩んだが、日本とイギリス両国の、詰めの甘い脱毛事情について、腑に落ちない点や疑問点がぽろちを形容しがたい気持ちにさせるため、苦しさと肩身の狭さをしたためることにした次第だ。

ぽろちは、全身脱毛をしている。元々、太くて濃い戦闘力100%的な強さの、男性並みの体毛を生やしていた、ぽろち。小学生の頃に、この戦闘力の高い体毛を自覚し、同級生のそれとは全く性質が違うと痛感した。以来、体毛は戦闘力100%だが、メンタルは常にKO負けだった。

異常に体毛に敏感になっていたぽろちは、コンプレックスから毎日のように毛抜きで抜いたり、脱毛テープを使用したり、入浴時に剃刀で体毛ケアをしていた。特に毛抜きは常に持ち歩いており、自室で勉強中、息抜きで毛抜きを使用し、毛を抜くのに夢中になったことも多々ある。当時別にこのケア方法に全く満足しておらず、むしろ剃っても抜いても負けることなく蘇る生命力の体毛に嫌気が差していたが、この方法が小中学生のぽろちにとって一番手軽であり、唯一の方法だったのだ。剃刀で剃れば剃るほど体毛は更に太く濃く強くなり、戦闘力1000%にまで跳ね上がるとは知らずに。無知とは愚かだ。

こういう経緯から次第にぽろちの中で、体毛は汚らわしく不快でおぞましいものへとなっていった。とにかく気持ち悪かったが18歳までは独自のケアで我慢し、18歳になった途端に皮膚科で全身脱毛を開始した。

(ぽろちが施術を受けた医療脱毛レーザー機)

独自のケア方法が祟って戦闘力100%から戦闘力1000%の体毛になってしまったため、通常よりも長い時間と労力と金銭がかかってしまったが、全身脱毛は大成功。ちなみに現在もメンテナンスとして1年に1回程通っているが、仮に生えてきたとしても雀の涙程弱いものだ。

しかし、永久脱毛を手にいれたものもあれば、当然失ったものもある。

日本の女性は脇毛や脛毛、腕毛などのケアはしている方が多いが、何故か背中の毛とVIOのケアをしている方が本当に少ない。皮膚科では脇の次にVIO脱毛が人気と聞いていたが、これまでぽろちはVIO脱毛している方に出会ったことがない。そのため、VIO脱毛しているぽろちは、温泉などに行くと好奇の目で見られることが多々あり、非常に肩身が狭いのだ。

というか、何故日本の女性はVIO脱毛をしないのだろう。ケアをせずボーボーのままで、苦しくないのだろうか。他の部分は綺麗にしているにも関わらず、VIOを疎かにしている文化はいただけない。

一方イギリスはというと、当然のように脇や脛毛はもちろん、VIOもケアしているという情報をキャッチした。ドラッグストアには日本以上に脱毛関連商品が並び、意識の高さが伺えるのだ。「さすがイギリス…」と、何がさすがなのかはわからないが、この時ばかりは感心した。

しかし感心した瞬間、腕毛ボーボー、背中の毛ボーボーの女性に遭遇した。もう、意味がわからないくらいのボーボーで、風でそれらが揺れて金色の毛がキラキラと光っていた程だ。「ま、まあ、この女性だけだろう…」と大目に見ていたが、それから外出するたびに、腕毛ボーボーでキラキラ光らせている女性を見かけるようになった。彼女たちはまるで腕毛に市民権があるかのように、堂々とボーボー生やしていたのだ。

かなり衝撃でショックを受けたし、困惑した。イギリスでは腕毛に関しては、寛容な国なのだろうか。目に触れないVIOを処理するのは当然で、目に付く腕毛に無関心なイギリス、意味不明だ。もしやイギリス人男性は、女性の腕毛に何か特別な感情を抱くのだろうか。腕毛ボーボーイギリス女性にはかなりビビるが、同時に他の箇所は処理するが、VIOを処理しない日本女性もなかなか不思議である。

両国独自の詰めの甘い脱毛事情に、永久脱毛派のぽろちはかなり困惑する。しかし、こういったちょっとした緩さが乙女の心を軽くしているのかもしれない。男性諸君には計り知れないだろうが、女性=無毛が浸透している世の中で、乙女が感じる脱毛のプレッシャーというものは相当のものなのだ。 とはいっても、やはり堂々とボーボー生やしている姿勢には、ビビる。人の振り見て我が振り直せ、ではないが、ボーボー乙女を見てぽろちは己のメンテナンスを念入りにチェックするのだった。

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