花よりラーメン。こうかいぼう。

配偶者は東京では何にも属していない、ニートである。おうちが大好きで週5日おうちから一歩も外に出ないぽろちとは違い、配偶者は1日必ず外に出ないとダメな性分だ。おうちに閉じこもっているのは苦痛。しかし、何もすることがない。何かしたいが何もすることがないから、結局配偶者はごろごろ。こうして配偶者の1日はあっけなく終わるのだ。

そんな怠慢な配偶者を見かねた配偶者の父が、「運河に綺麗な桜がもう咲いている」と、配偶者に桜情報を提供。配偶者はただそれだけの曖昧な情報を信じて桜を見に出かけていたが、同時に配偶者の母も、その情報を頼りに桜を探しに出かけていた。しかし、お互い桜を見つけるに至らなかった。そこで、改めて桜を探しに行くため、配偶者は配偶者母とタッグを組み、再び桜を見に行くことにした。

東京の天候は既に春めいて来ており、うららかであった。運河に沿って歩いていくと、行き交う年配の方々ががことごとく話しかけてくる。配偶者母も普段はこんなに話しかけられない、と驚いていた。おそらく、我々を"引きこもりでニートの息子が母に連れられてやっとこさ散歩できるようになった"という微笑ましい画としてとらえてついつい話しかけてしまったのだろう、と配偶者は思ったらしい。ちなみにぽろちは、「何故ニートで引きこもりの息子が母親とやっと散歩にできるようになった雰囲気が微笑ましく感じられるのか…。30代の男性が真昼間から何もせず出歩いているのが不思議だから話しかけられたのでは…」と思った。


そうこうしているうちに、桜を発見!


桜の近くでは三毛猫がひなたぼっこ。この子はとってものんびりやで人に慣れている模様。是非、エディンバラの猫カフェにスカウトしたいものである。


お昼は、ちょっと脚を伸ばして門前仲町の大人気ラーメン、こうかいぼうへ。食べログの評価がとっても良いのでセレクト。人気店だけに、かなり混んでいた。スーツ来たおっさんがなんで昼休み終了後も列に並んでいるんだ、と現職・ニートの配偶者が悪態をつきながらも、ようやくラーメンにたどり着いた。


お待ちかねのラーメンはこちら。スープの種類は潔く一択。麺は太めのストレート。そして一口食べて、これは美味しい!煮干しが香ばしくとても優しい味。最初の一口では全てが分からないが、食べれば食べる程スープの味がよくわかってくるという不思議な感覚。配偶者と母は黙々とラーメンをすすってほぼ同時に完食。早食いは母譲りだったようだ。

今流行のガッツリ系に疲れた方はこうかいぼう、絶対おすすめです。

★★★★☆(4/5)
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