NO PUB, NO LIFE!

これまでぽろちと配偶者は幾度と無くパブのお世話になってきた。パブはパブごとに歴史や特徴があり、それらを感じながらお酒を傾ける楽しみがあり。しかしパブとは何かを説明しろと言われると、説明に臆してしまう。そもそもパブとは何なのだろうか。


Wikipediaによると、パブの語源はどうやらパブリック・ハウスの略称のようである。元々は、お酒だけではなく、簡易宿泊所や雑貨屋の機能も備えた場所として18世紀から19世紀頃に発達したものだという。そういわれてみると、宿屋を表すInnという言葉が名前に入ったパブが、いくつかエディンバラに存在している。先日ご紹介したThe Sheep Heid InnThe White Hart Innが良い例だ。


調べた情報も踏まえて、配偶者が気付いたパブの主な特徴をあげてみる。

1. ビールのタップがついたバーカウンターがあり、そこで立ち飲みができるような雰囲気である。もしくは立ち飲みしている人がいる。


2. 内装が古く重厚感がある。木でできた床やカウンター、テーブルがこぼれたビールなどで、べたべたしている。


3. メニューに、フィッシュ&チップスや、バーガー、マカロニチーズといったいわゆるパブフードがメインである。あるいは、フードはクリスプ(ポテチ)のみ。


4. お店の入り口が2つある。どうもこれは、昔、中流階級以上の客向けの空間(サルーン・バー)と労働者階級向けの空間(パブリック・バー)に分けられていた名残のようだ。現在では内部の仕切りは取り払われているところも多い。

(手前と奥に入り口がある)

5. これは必ずではないが、テレビが設置してあり、スポーツ観戦ができる。


以上が、配偶者の思うパブの特徴である。これらが相まって、パブには日本の居酒屋にはない独特の空間が広がっているのだ。

配偶者がパブで最も気に入っている点は、パブ独特の雰囲気ももちろんそうであるが、店員さんにかいがいしくされず、ビール一杯で立ち寄っても気兼ねなくのんびりできることである。トイレハンター・ぽろちにしてみると、トイレが汚い、ということが大減点だそうだが、それは配偶者も頷ける。


ここ十数年の流れでは、ビール税の値上げ、景気後退、そして2007年から施行されている、店内喫煙禁止令により、客足は遠のき、閉店に追い込まれるパブも多いとか。近年では、料理のレベルを上げ、お客を呼び戻す流れもできつつあるとも聞く。ぽろちと配偶者は、パブでしか味わう事のできない雰囲気がどうにも好きなので、今日もパブでビールを飲んで、少しでもイギリスのパブ業界が賑やかになることを祈っている。


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