ボーダーラインを狙え!IELTS対策 〜負けない戦い〜 各科目の対策

今日は、Reading、Listening、Writing、Speakingの各科目の対策についてお話したい。
今一度断っておくが、あくまで私の付け焼き刃をご紹介するに過ぎない。充分に勉強する時間のある方は、コツコツと正攻法で準備に臨むことをお勧めする。


ではまずReadingについてだが、私が行った準備としてはIELTS形式の問題集を一周し、問題の雰囲気を把握しただけである。そこで私なりに得たコツは、他の方のブログでも言われている通り、時間が足りなくなるので、文章を最初から最後まで精読してはいけないということだ。

私の方法はまず、文章を読む前に正誤問題から取りかかる。正誤問題は文章の流れと同じ順番で出題されているので、一問読んでは該当箇所を流し読みで探し、精読、次の問題はまたその続きからスキャンする、と繰り返す。こうすることによって最も効率良く文章の内容が把握できる。その後に、他の問題に取りかかるのだ。その頃には、もうどの辺りに答えが隠れているか分かっているのである。

時間配分について言うと、Readingは問題の頭に各20分目安とあるが、本番では全く区切られない。本番では20分おきに親切にアナウンスしてくれる程度である。なので、"負けない戦い"を念頭に置いたとき、3題で60分のReadingの割り振りを敢えて25分、25分、10分にしてしまっても良いかもしれない。もちろん3題目は解けそうな所だけ解いて、記号を当てずっぽうで埋めるというわけだ。

Listeningについては、申し訳ないが、前回のテキスト選びの記事でお話したように難易度の低めなColinsのCDで正答率が大体8割を越えていたので対策を立てなかった。理想は、本番の難易度に近いCambridgeのCDを繰り返し聞きこみ、どの辺りで答えが来るのか体で覚えておくと良いと思う。お力に慣れず申し訳ない。



Writingについては、対策を立てている時間がとても楽しかった。ライティングについてウェブサイトをサーチしていくと、どんな問題がきても大丈夫なように雛形を予め用意しておく、という戦法が多く用いられているようだ。Band Score 6.0を目標にしていた私は、この戦法に大賛成。よく調べていくと、こちらの方が提案した定型文にまた別の人がさらに改善、修正してブログに掲載、そしてまた別の人が、、、と1つの定型文がおそらく数年の時を経て進化を遂げているのだ。最終的に私はこの方のブログにたどり着いた。私は、日本人受験者が手と手を取り合いIELTSに対峙するという、見えない絆みたいなものを感じると同時に、日本人受験者の解答用紙にはこの定型文で溢れているのではないか、と想像すると笑ってしまう。ともあれ、大変役に立つ情報を、後に続く我々にこうして残して頂けるとは、誠に感謝である。

私も彼らの蓄積を自己流にアレンジし、書き出しを手に覚えさせ本番に臨んだ。しかし、ここでも私の詰めの甘さが出た。60分という短い時間で2問の英作文が書ききれなかったのだ。A4サイズ(より少し大きかったか?)の便箋の様に線の入った答案用紙に、えんぴつで書いては消し、書いては消し、文字数を数えて消し、、、の繰り返し。パソコンに慣れきった私にはこのタイムロスは大きな誤算であった。聞くところによると、最後まで書かないと大減点だそうだ。自分の意見を書くエッセイなのだから、オチまでたどり着かなければそれはエッセイとしての体をなしていないということなのだろう。よってWriting対策は、過去の諸先輩方の知識の蓄積を自分なりに消化すること、そして実際に60分の中で、効率良くアウトプットする練習をえんぴつと消しゴムをつかってする、という2点である。

最後にSpeakingであるが、これがなんとも対策を立てていて手応えがなかった。1つ例を出すので考えてみて欲しい。"好きな色はなんですか?それは何故好きなのですか?" 私は日本語でも瞬時に答えられない。よって、私はぽろちに頼んで、漠然とした質問をたくさんしてもらい、答えを用意した。この時、エピソードをつける事を忘れていはいけない。例えば、"私は青が好きです。私は暑いことが苦手なので、涼しく感じる青が好きです。"こじつけのように見えるかもしれないが、これでよいのだ。相手は話の内容を審査しているわけではない、筋が通っているか、難しい単語や表現が使えるかなどを審査しているのだ。さらにエピソードをつけて頭に入れておくことによって、別の質問が来ても対応ができるのだ。夏が好きか、冬が好きか?と聞かれても、暑いのは苦手、というフレーズがすぐに出てくる。あなたの故郷はどんなところ?ときかれでも、暑いところです、暑いのは苦手です。などと臨機応変に使い回せる。

このように私は、嘘で塗り固められた自分のプロフィールをノートに書き込み、全ての質問は決められた数個のエピソードに落ちていくように準備をした。結果的に、趣味、日課、楽しみ、休日妻と何をするのか、リフレッシュ方法、などの話題が来た時の落ちとして、ブログをやることです、という1つのオチを作ったのだが(さすがに準備していて微妙な気持ちにはなったが笑)、見事、日課はなんですか?という質問がきて、試験官の質問に食い気味に、ブログを書いてエディンバラを紹介することです(キリッ)!内容はこんなんであんなんで、ぺーらぺらぺらぺら、、、。という独走態勢にもっていくことができた。

少しでも対策に費やす時間の無いに何か参考になると幸いである。次回は最後、本番当日についてお話しようと思う。

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