ドイツ旅行。6.中世都市ローテンブルク。

全長350kmにも及ぶロマンチック街道のハイライトである、ローテンブルク。一度は耳にしたことがあるだろうか。ローテンブルクは中世の街並みがほぼ完全に保存されていることから、「中世の宝石箱」と称される。その起源は9世紀頃に遡る。ローテンブルクの正式名称は「ローテンブルク・オブ・デア・ダウバー」と言い、"ダウバー川を望む丘の上のローテンブルク"という意味だそうだ。

(wikipediaより引用)

街は石の壁に囲まれており、門をくぐってローテンブルクの街へと入場する。中世の街、とい言うだけあって、一歩足を踏み入れるとそこはもう、中世の街。カラフルな風景がメルヘンの街並を創っており、まるでタイムスリップしてしまったのではないか、と錯覚してしまう。思わぬ絶景に、ぽろちと配偶者の興奮バロメーターは最高潮だ。


ローテンブルクの駅から観光地までは、徒歩で約40分程。決して苦な距離ではないが、スーツケースを引きながらの移動には不向きな距離なため、タクシーを利用するのも検討した方が良いかもしれない。

季節は8月。晩夏とは言え、汗ばむ空気とスーツケースの重さにヘロヘロになりながら、ぽろちと配偶者は本日のホテルに到着した。こちら、ホテル ライヒス - クーヒェンマイスター(Hotel Reichs-Küchenmeisterだ。


ホテルとレストランの入り口が違い、正面がレストランの入り口のためご注意を。ホテルの中も街並と同じくアンティークでメルヘンな雰囲気。1つ1つの家具にも年季が入っており、現実に帰って来れないような程の非日常に浸ることができる。

ぽろちと配偶者が宿泊したお部屋は、こちらだ。


おもちゃのお家がそのまま大きくなったような、お部屋である。ちなみにお部屋には、スリッパやシャンプー等のアメニティーが常備されていないため、持参することをお勧めする。冷蔵庫はない。また、使用済みのバスタオル等は必ずバスタブに入れる。日本語でも注意書きがあるため、アンティークの雰囲気に浸る前に必ず注意事項を確認することも重要だ。

観光の詳細は次回にご期待いただき、散策の後の夕食をご覧頂こう。ヨーロッパの歴史の名残だからだろうか。ローテンブルクのホテルのほとんどは、レストランがメインのため、宿泊よりもレストランに力を入れているホテルが多いそうだ。ぽろちと配偶者は、宿泊先のレストランを今宵の宴の場とし、早速ビールとワインで乾杯。配偶者はドイツビール、ぽろちはフランケンワインの味が忘れられず再度注文。


本日のメインは、シュニッツェル、ドイツ風カツレツ。


ドイツに来たらカツレツを食べなければならない、と言われる程、カツレツは有名だ。味付けは少々薄い様な気がするが、ボリュームがあり美味しい。

付け合わせには、ポテトとザワークラウト。


 インゲンが苦手なぽろちはインゲンを配偶者に任せて、いただきます。カツレツの風味は、ビールとの相性もばっちりだ。

そして、ステーキ。


鉄板に鎮座したステーキ。香辛料が若干効きすぎていて何とも言えぬ香りを醸し出しているが、柔らかくて美味しい。残念ながらこのソースの名前がわからなかったのだが、とても濃厚、それでいてあっさりと食べられるので、非常に美味しかった。

デザートには、クリームブリュレとベリーがあしらわれたアイス。



ローテンブルクは日本からの観光客が多いためか、街の至る所に日本語表記がある。お水を購入したお店にも「お水あります」との看板が店先にあったし、こちらのレストラン
にも日本語メニューがある。ただし日本語メニューには、このレストランのおすすめしか書かれていないので、メニューの全貌を知りたい方は、ドイツ語に挑戦しよう。

明日のローテンブルク観光に備えて、早々に就寝したぽろちと配偶者。しかしぽろちは、配偶者の大きないびきで貴重な眠りを妨げられてしまった。あまりの騒音に堪え兼ねたぽろちは、iPhoneで配偶者のいびきを録音。起床時に配偶者に、'いかに素晴らしい、いびきだったか'をお知らせし、反省していただかないと、ローテンブルク観光に支障がでるというものだ。

★★★★☆(4/5)

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