悩ましきゴミ事情 in イギリス

イギリスに住み始めて以来、様々な驚きと発見と絶望に直面してきたが、困惑していたことの一つだった問題が最近再浮上し始め、ぽろちと配偶者を悩ませている。

そう、イギリスの少々ずさんなゴミ事情である。


日本のようにゴミの分別がまるで徹底されていない。地域によってゴミ分別方法や出し方は全く違うし、地域指定のゴミ袋も当然ない。ちなみに我が地域のゴミの出し方は、燃えるゴミも燃えないゴミも全てひっくるめて、薄いぺらっぺらっの頼りない黒いゴミ袋(すぐ底が破れるやる気のない袋のため、ぽろちは二枚重ねで使用している)にまとめて、ポイである。以下はその堕落したゴミ袋である。



また、ゴミ収集箱が使いにくい。ゴミをさよならする入り口は狭いし、無駄に収集箱の背が高いため、捨てるのも一苦労。配偶者曰く、最近まで我が地域にゴミ収集箱がなかったため、海猫に襲撃されてゴミの中身がぶちまけられていたことが多々あったそうである。配偶者のゴミには日本食のパッケージが多かったため、道に散らばったゴミを知らんぷりするわけにもいかず、毎回おろおろとゴミ拾いをしていたとか。なので、ゴミ収集箱が設置され大変助けられたと言うのだが…。

そもそもこんな小さい収集箱に我がフラット住民+近隣住民のゴミをいれたら、あっという間に収集箱が満杯になってしまう。次の収集が来るまでゴミを家で保管したくないため、ゴミ収集車が来た直後に大急ぎでゴミを収集箱にいれなければならない。そのため、あぶれてしまったゴミを収集箱の周りに平気で置いて行く人がいるのだ。


おまけに事情はあるのだろうが、肝心のゴミ収集車の仕事ぶりが不調で、収集日は不規則。ある時は収集した翌日に何故かまた収集していくこともあれば、ある時は2週間振りに収集していくこともある。それも、ほとんんどの人がお休みであろう、日曜日の明け方にだ。なんとも、意味不明な仕事ぶりだ。


そんなこんなでゴミに対してナーバスになっていたぽろちと配偶者だが、助け舟かのように、フラット全員に対してジェニーから苦情のメールをいただいた。そもそもジェニーが何者なのかは知らないが、ご丁寧にゴミの出し方をレクチャーするメールを送ってくれたため、これでゴミ問題が改善される、とぽろちと配偶者は安堵。しかしジェニーの最後の一文で、我々は凍りついた。

 ネズミやリスが寄ってくるから、えさはあげないで。

ぽろちと配偶者は1日の楽しみとして、窓辺にやってくるりす達にりんごをあげていたのだ。まさかこれもダメだなんて…。

ぽろちと配偶者の落胆をよそに、ジェニーの努力も虚しく、我が地域のゴミ事情は何も改善することはなかった。世界遺産であるエディンバラの裏の顔といっても過言でもない。


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