昨晩、エディンバラからフランクフルト空港に着いたので、空港から近くのマイニンガー ホテル (MEININGER Hotel Frankfurt Main)に宿泊した。このホテルは、安価にも関わらず、バーも充実、共有スペースでは洗濯機や冷蔵庫が使用可能。なにより、ぽろちの中学生の時の同級生と偶然再開してしまうという、独身ならばそのまま恋におちてしまうシチュエーションまで演出してくれたのだ。よって、独身の方には是非おすすめのホテルである。
フランクフルト空港駅から電車でフランクフルト中央駅に向かう。切符の自動販売機に悪戦苦闘したり、謎のおじさんに切符を共同で購入しようと話を持ちかけられつつも(後でわかったが、1枚のチケットで4-5人分まかなえるものもあったようだ)、巧みなチームワークで切符を購入。フランクフルト中央駅に到着である。
典型的なヨーロッパの大きな駅である。旅行に来ているんだ、と実感させてくれる。
本日の宿泊先であるホテル・エクセルシオール (Hotel Excelsior)にチェックインして、荷物を置く。フランクフルト中央駅の目の前なのでとても便利だ。午前中にも関わらず、チェックインさせて下さった。応対も丁寧だし、満足である。
エディンバラと違って、華やかである。
さて、長くなってしまったが本題に入ろう。
記念すべきドイツ旅行の第1食目は、レーマー広場の大聖堂のすぐ近くにひっそりと佇むメトロポール(Metropol)という名のカフェに決めた。店内は、雰囲気もよく、外観に比べて中は広い。テラス席もあり、昼食を終えたお客さん達はおしゃべりに興じている。
いよいよオーダーである。が、メニューがドイツ語。英語の説明もないので店員さんをつかまえて質問タイム。メニューについての簡単な説明を聞いた。ぽろちが安全牌のボロネーゼに逃げようとするも、チャレンジ精神の重要性を引き合いに出し、ぽろちを説き伏せた。我々が選んだメニューはこちらである。
フランクフルター・グリューネ・ゾーゼ
香草とサワークリーム、生クリームがベースの名物ソースだそうで、伝統料理だそうだ。
ブレッドボール、マッシュールームソース
その名の通り、マッシュルームを似たソースにパンで作ったお団子だ。こちらもドイツ料理。
異国の食べ物を前に、はやる気持ちを抑えながら、一口目を口に運ぶ2人。さてお味の程はいかに。うん?うーん?うーん…。
配偶者「どう?」
ぽろち「うん…。おいしい?」
配偶者「んー、うん…」
未だかつて食べたことのない、何とも言えない味と食感のため、感想がうまく言えなかった。美味しいという言葉がどうにもわき上がって来ないのも原因の1つだろう。
フランクフルター・グリューネ・ゾーゼは、ソースが冷たいせいか、既に温くなったじゃがいもとゆで卵がミスマッチに感じる。そして、味も香草の香りが前にでながら、サワークリームの味が全くせず、マヨネーズのみのような酸味。この味に強烈な思い出を植え付けられたぽろちは、ご遠慮願いたい味です、と振り返っている。
ブレッドボールは、もはや我々の間ではパン団子という名前に落ち着いた。パンをただぐちゃぐちゃにして、無造作に丸めたというのが食感を通して伝わってくる。味がついているのかもわからない程の薄味。謎の食感に首を傾げながら口へとそれを運ぶと、お腹の中でむくむくとふくれるのだ。ちなみにマッシュルームソースはそれなりのお味だったように思える。
我々はお互いの様子を伺いながら黙々と食べていたが、理解できない料理と味に笑ってしまった。ぽろちはそれなりに頑張ったがやはりリタイア、あっさりと残りを配偶者に任せ、りんごジュースで口直し。ボロネーゼにしとけばよかったものの、ぽろちを強引に説き伏せてしまった罪悪感から配偶者は責任もって完食したが、もう二度と食べない、と心に誓った。
本当に、美味しくない。
ドイツの方には申し訳ないが、この2品は我々の口には合わなかった。しかし、あくまで我々に合わなかっただけ、ということを理解していただきたい。西ドイツの伝統料理を食べてみる価値はあると思われるし、伝統料理になるからには多くの方々に支持されているのだから。
だが、もう一度言わせていただく。
もう二度と、絶対に食べたくない。
★☆☆☆☆(1/5)
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