お肉をただ焼くだけでした。 Lian Pu Oriental Express Restaurant。

ここ最近、エディンバラも急激に冷え込み寒くなりました。そうなると途端に食卓のスタメンになるお料理は、お鍋。ぽろちと配偶者の食卓も、ついついお鍋の登板が多くなりました。とは言え、自宅でお鍋が完全スタメンだとしても、エディンバラの外食ではベンチにすら入れない立ち位置です。去年、Yes Sushiで火鍋(Hot pot)を食べて撃沈したぽろちは、もう絶対二度と外でお鍋は食べない!と己に固く誓いました。

…しかしですね、何の気の迷いなのか、配偶者は突然「焼肉を食べに行きたい」と言い始めました。火鍋と焼肉は全く違うものですが、ぽろちの中では苦い思いがありまして、火鍋も焼肉も絶対にアウト。「ここでは焼肉なんて食べられない。どうせ、お肉をただ焼いただけのお肉しか食べられない」と思っています。なので、焼肉をしきりに勧めてくる配偶者に、強く強く反対の意を唱えましたが、配偶者は「大丈夫だから!」と連発。何が大丈夫なのか不明のまま、配偶者は、ぽろちの制止を振り切って、Lian Pu Oriental Express Restaurantに入店してしまいました。


場所は、エディンバラ大学の東側にあります。こちらのお店は、1階が一般的なチャイニーズレストラン。そして地下が、火鍋と焼肉専門店となっています。入り口が違いますので、ご注意下さい。


入店してまずすぐ目につくのは、 商品のストック。


置き場所がないのは仕方ありませんが、ストックがお客さんの目に入る位置にあるのはちょっとな…と、ぽろち萎え。また、案内して下さった店員さんは親切でしたが、他のスタッフさんはやる気なし。特に男性スタッフの服装は、清潔感を一切感じませんでした。ここでも萎え。

この日、店内にいたお客さんは、全員中国人でした。ジロジロ見られて、あまり居心地がよくありませんでした。

お料理は、火鍋と焼肉のみのビュッフェスタイルです。焼肉のみだと£16.99。焼肉と火鍋の両方だと、£19.99です。今回は焼肉のみで立ち向かうことにしました。


まずはこのメニューの品目の欄に、チェックを入れます。


お肉の部位の選択はもちろんなく、牛、豚、羊、鳥から選ぶだけです。こればかりはもう、仕方ありません。とりあえず、全てのお肉の欄にチェックを入れました。海鮮などもありますが、今回は遠慮してもらいました。ちなみにライスはメニューにはありませんが、ライスもこのビュッフェに入っており、お代わり自由です。


お肉が来るまでの間、タレを調合するために席を立ちました。タレはテーブルにはなく、背後のコーナーに並んでいます。ぽろちは勇気がなくて、バーベキューソースとニンニクのみにしました。手が滑ってニンニクが多く入り込んでしまい、何とも言えないお味になりました。

配偶者は、ごま油、ラー油、醤油、パクチー、そしてアーモンドを調合した、配偶者ミックスという、謎のタレを作製していました。

問題の焼肉が登場しました。まずはこちら、手前が牛肉。奥が羊肉です。


そしてこちらが、豚肉です。


網の上にクッキングシートを引くのが、このお店のスタイルの模様。とりあえず焼きますが、火の加減がイマイチです。


お味はですね、焼肉ではありません。お肉をただ焼いただけです。まずくはありませんが、そそられるものではありませんでした。


かなり散らかってますね…。散らかるしかない焼肉です。

ソーセージは、魚肉でした。これは問題でした…。


ライスです。


所々ねちょねちょ、所々カピカピのミックスライスでした。

クッキングシートは代えてもらえます。テーブルにあるこのオイルを、クッキングシートに塗り込む指示を受けました。


ぽろちと配偶者が食事中、お店のスタッフさんも客席で賄いを食べてらしたのですが、ぽろちはそのシーンを見て、食欲が一気に失われてしまいました。というのも、スタッフさんの食いつきが迫力ありすぎて…群がっているというのでしょうか。あまり気持ちの良い食べ方ではなく、できれば客席ではない場所で頂いて欲しかったなと思いました。

配偶者は、「こういうとりあえず食べられたらいい!って感じのお店、学生時代に行ったことあったな〜」とノスタルジーに浸っていましたが、そういう思い出をお持ちでない方には、Lian Pu Oriental Express Restaurantはあまりおすすめしません。
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