ノルウェー旅行19。ビュッフェだけどビュッフェじゃない!Theatrecafeenn。

ノルウェー旅行でオスロにやってきたぽろちと配偶者。オスロ最終夜は、中華レストランJumbo Restaurantで歴史的大敗を喫し、打ち拉がれました。しかし、まだ終わったわけではありません。最終日の昼食で、挽回するチャンスがあります。ということで、オスロ最後の食事で優秀の美を飾るべく選んだお店は、ホテルコンチネンタル一階にある、テアーテルカフェエーン(Theatrecafeenn)です。


なんでもこちらのカフェは、

"画家エドヴァルド・ムンクも通った"
"100年以上オスロ市民に愛される"
"最高級のノルウェー料理"

…などの最大級の賛辞が与えられた、天下のテアーテルカフェエーンです。何かと使用される名言、"全米が泣いた"的なアメイジングカフェで、このオスロ旅行を締めくくることにしました。

場所は、オスロ市街の中心部。カールヨハンゲート通りの1本南の通り、Stortingstgata沿いにある、Hotel Continentalの1階にあります。


万全を期し、予約して臨んだのですが、お客さんは、ゼロ。帰りのフライトの都合もあり、開店と同時に入店したためでしょうか。お客さんがゼロということと、クールで冷たい印象のスタッフさんの接客に、少々怖じ気づいてしまったぽろちと配偶者。スタッフさんに失笑されている気がするという被害妄想で、心がざわつきながら、着席しました。


こちらでは、北欧オープンサンドイッチのビッフェがランチで人気ということを、事前に調査していたので、迷わずビッフェにしました。

ドリンクは、配偶者はコーヒー。ぽろちは紅茶です。


こちらのコーヒーは、浅煎りで酸味が特徴の北欧コーヒーではなく、まさかの普通のコーヒーでした。「あれ…?天下のテアーテルカフェエーンなのに普通のコーヒー…でいいの?」と配偶者は動揺していましたが、ぽろちは配偶者以上に、紅茶がリーフティーではなくティーバックだという事実に、動揺していました。


動揺を抑えるために、早速ビュッフェコーナーに向かいます。ビュッフェコーナーには、6種類程のオープンサンドや、10種類程のスイーツが陳列していました。とりあえずまずは、オープンサンドを制覇してみようということで、スタッフさんにお願いしてオープンサンドを盛り付けて頂きました。


この時少し気になったのは、「そういえばビュッフェっていくらなの?」ということ。通常であればメニュー表などに「ランチビュッフェは£15.99」などの提示されているはずなのですが、テアーテルカフェエーンのメニュー表には、何故かビュッフェの値段が書かれていません。天下のテアーテルカフェエーンは、値段非公開制なのかな〜とのんきに思いながら、オープンサンド祭りを開催しました。

サーモン好きの配偶者は、サーモンエッグサンド。


サーモンの味は濃厚だったようですが、他は無難で控えめだった模様です。

ぽろちは、とびっこカニサンド。


カニととびっこのコラボが斬新だなと思い、オーダーしてみました。マヨネーズでカニの旨味が消されてしまっていたのが、とても残念です。マカロニサラダのようなお味でした。

続いて配偶者は、ステーキタルタルサンド。


牛の生肉が、ボリューミーに乗ったサンドです。控えめな味付けに生肉がグイグイ来るので、完食するとウッとなってしまうサンドだったそうです。

ぽろちは、ローストビーフサンド。


これは美味しかったです!ローストビーフが柔らかく、贅沢なサンドでした。

オープンサンドの全種類制覇は諦めて、デザートへ駒を進めました。

ぽろちは、ミルフィーユ。


日本ではありふれている、一般的なミルフィーユでした。

配偶者は、ナッツのつまったチョコレートケーキと、マーマレードのケーキ。



日本の食べ慣れたふわふわなスポンジケーキや、イギリスの大胆なチョコレートケーキとは、また違ったお味だったそうです。繊細らしい後味ですが、配偶者には激甘だったそうで、早々にリタイヤしていました。

そろそろお会計を…ということでレシートを頂いたのですが、提示された金額を見て、ぽろちと配偶者は驚愕!二人して、むせました。

なんとレシートには、注文した全てのお料理の名前と金額が並んでいました。ビュッフェと聞いていたので、定額だとばかり思っていたのですが、総額はなかなかのお値段。エディンバラの少々お高めレストランでディナーをした時の値段と、変わりませんでした。サンドイッチとケーキでこんなにするの?さすが天下のテアーテルカフェエーン!

途中、ビュッフェじゃなかったりしてねー、などと、ぽろちと配偶者は冗談を言い合っていたのですが、まさか本当に、ぽろちと配偶者が想像していたビュッフェではなかったなんて。

カウンターでオープンサンドをサーブしてくれる店員さんも、どこのだれが何を食べたかなんて記録している様子は一切なかったので、油断していました。ビュッフェといえども、色々なスタイルがあるのですね…。勉強になりました。

いくらムンクが好きと言おうが、オスロ市民が100年間愛そうが、ぽろちと配偶者にとってTheatrecafeennは、微妙なカフェとして思い出に刻まれました。
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