どこがハンガリーだ!Magna Hungaria。

夏季休暇でハンガリーはブダペストを旅行した、ぽろちと配偶者。ブダペストで頂いた食事がとても美味しかったので、ぜひもう一度あの味を食べたい!ということで、早速エディンバラにあるハンガリアンレストランを検索!なんとか一軒見つけたのがこちら、Magna Hungariaです。


場所は、街側からみてカールトン・ヒルの丁度裏手にあたるロンドン・ストリート(London St.)に面しています。お店の入り口は、階段を下りた地下にあります。


店内はハンガリーらしく、パプリカを全面に感じさせるテイスト。


可愛らしい雰囲気です。内装に感化され、先日訪れたブダペストのことを思い出し、軽くおセンチモードになっていたぽろちと配偶者。しかしこの後、ハンガリームードでいい感じになっていたぽろちと配偶者の心は、一気に凍りつくことになります。

まずはハンガリーのビールとオレンジジュースで乾杯です。


今回はぽろちオレンジジュースにしましたが、配偶者のビールを一口貰った所、すごく美味しかったので、ビールにすればよかったと後悔。とても飲みやすいラガービールです。

スターターに、tócsni。


ハンガリー風のパンケーキだそうです。パンケーキのイメージは、ふわっふわっのもちっもちっですが、こちらのパンケーキはパリパリを超えてガチガチの硬さ。硬いチヂミを食べているような気持ちでした。固すぎるので、なかなかナイフで切れません。ちょっと固すぎでは…?と思いましたが、 まあこれがハンガリー風なんだなと納得させました。サワークリームと一緒に頂きましたが、美味しかったです。

続いて、Hortobágyi palacsinta。


こちらも、ハンガリー風のパンケーキで、パプリカソースと一緒に頂きます。生地は少々べちゃっとしていました。これもハンガリー風なのでしょうか。よくわかりませんでしたが、中にはシーチキンが入っていました。朝食に向きのパンケーキです。可もなく不可もなくといったところです。

続いてメインに、ハンガリーといえば!の、グヤーシュ(Gulyás)。


グヤーシュは、ぽろちと配偶者がとっても楽しみにしていた一品です。早る気持ちを抑えて早速頂いたところ…なんかまずい。スープは薄くて味がないし、ビーフは固すぎて本当に美味しくない。お野菜とスープが全然絡んでいないというか、マッチしていない。本来は素材の良さが引き立つスープだと思うのですが、素材の悪さが出すぎてしまい、とにかく、まずい。ブダペストで食べた感じと全然違う…!!お店の方にグヤーシュの発音を褒めてもらい調子に乗っていた配偶者の笑顔も曇ります。


付け合わせのパンは、冷蔵庫から取り出したように冷たかったです。美味しくありません。

こちらは、Porkoltというハンガリーのシチューだそうです。こちらのお店のメインは、グヤーシュか、このシチューしかありません。具材を選べるので、ペッパーポークにポテトダンプリングをチョイス。


なにこれ。
ニョッキの上にポークがちょっと散りばめられた感じです。てっきり定番のシチューが来ると思っていたので、肩透かしを喰らいました。ポークもやはりまずいです。すごーく安いお肉を使用しているのでは…というレベルの風味。いや、風味っていう風味はありません。ただの肉。ただの肉の味です。極め付けはこのニョッキ。イタリアンのニョッキではなく、苦行を強いられる無味のニョッキです。味気のないポークと一緒にこのニョッキを食らうのは、なかなかの至難の技でした。とにかくまずかったです。

ぽろちと配偶者は何度も何度もお互いのお皿を交換し、協力しながらなんとか食べきりました。

ハンガリーの楽しい美味しい思い出も何処へやら、一気に現実に引き戻されたぽろちと配偶者。また気を引き締め直して、エディンバラのレストランを厳しい目でレポートしていこうと意識を新たにしました。
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