追い出されたらどうしよう…フラット・インスペクション。

もうすぐ、恒例のフラット・インスペクションの日がやってくる。

(写真はイメージです)

詳細は過去記事を参照して頂くとして、これまでぽろちと配偶者は、何度も何度もこの忌々しいインスペクションに悩まされ、心乱され、苦痛を強いられてきた。水圧が弱いため残骸が流れていない悲惨なトイレに遭遇した時もそうだが、インスペクションの時程、日本に帰りたいと強く思うことはない。

実は今回、ぽろちと配偶者を更に悩ます疑惑が浮上したのだ。発端は配偶者の職場の同僚が、「住んでいたフラットを追い出された」ことである。配偶者がその同僚に詳細を尋ねると、何でも「大家がリフォームを望んでいるから、出ていってくれ」と不動産屋に言われたらしいのだ。

ちなみに今すぐ出ていく必要はなく、6ヶ月の猶予があるらしい。一瞬6ヶ月もあるなら…と思ったが、昨年の秋から引っ越しを考えているぽろちと配偶者でさえも、未だ希望している家を見つけられないのだから、6ヶ月という期間でも足りないかもしれない。

この話を聞いて以来、ぽろちは怖くなった。その同僚の不動産屋と我が家の不動産屋は、同じ。大家の都合だということはわかっているが、同じ不動産屋という手前、いずれ我が家にも同じ事が降り掛かって来るのではないか…と怖くなったのだ。

そう思うと、我が家の全てが壊滅的で今すぐにでもリフォームが必要なのではないか、と 感じるようになった。当初は配偶者に「サングリアの飲み過ぎで、幻覚が見えるようになったの?」と飽きれられる始末だったが、次第に配偶者にもその'幻覚'が見えるようになったらしい。普段全く掃除をしない配偶者が、その'幻覚に'突き動かされて、何故か自発的に壁を拭き始めたのだ。

リフォームの判断は大家に委ねられているのでどうしようもないが、ぽろちと配偶者は、念入りに掃除する事で、インスペクションを迎え撃つ。 気休めにしかならないが、部屋が綺麗に使われている事が不動産屋を通して大家に伝われば、幾分マシであるはずだ。運命の日は近い。
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