盛りつけよりもカレーを追究しろ!V Deep。

Craft Beer & Curry Barである、V Deepというお店では、開店一周年を記念して、本日21日のみメイン料理が無料になるというサービスをしている、との情報をゲットしたぽろちと配偶者。これは…行かねばならない!ということで、早速予約してV Deepに行ってきました…が、食事を終えた今、ぽろちと配偶者は、失望と怒りでブログを書く手が殺気立っています。久々の、怒りのレポートです。


場所はエディンバラの東側に位置するリース(Leith)エリア。ドイツ系スーパーLidlの裏手の、ヘンダーソン・ストリート(Henderson St.)沿いにあります。


こちらは、クラフトビールを売りにしているカレーバーという、なかなか斬新なお店です。


店内は一切インドの香りを感じず、お洒落で若者が集まるバーといった感じですが、お店奥のスクリーンにはインドの映画が流れていたので、一応インドを推しているのだと思います。

 
大好きなビールとカレーを堪能できるとあって、配偶者は大興奮!早速ビールのセットをオーダーです。


1/3パイントずつ3種類のビールを選ぶことができます。エディンバラのお隣、リビングストンの蒸留所 Alechemy Breweryからの、3品をチョイス。飲み比べをすると、それぞれの味の個性が分かりやすいこともあって、配偶者は楽しんでいました。

ぽろちは、ラッシーをオーダー。


その前にこちらをご覧下さい。


お分かり頂けるだろうか。ストローが紙でできているのだ…。

最初の一口は、甘さ控えめで、酸味が引き立ち美味しく感じたのですが、飲み進めていくと、紙のストローの謎の味が際立ってしまい、一気に紙の味に変わってしまいました。ストローは水分でボロボロになってしまったので、仕方なくグラスに口を付けて飲んでみるも、何故かラッシーが固まって飲めない状況。美味しいと感じていただけに、非常に残念でした。
 
実は既に予約が一杯で、夜のバースデーパーティーには参加できなかったぽろちと配偶者。メインが無料という宣伝に惹かれてやってきましたが、残念ながらランチはバースデー割引はありません。悩んだ挙げ句、ランチのみのお得なカレーセットと、単品のカレーとナンをオーダーしました。


こちらが、お得なカレーセットです。カレーが2種類(好きなカレーを選べず既に決まったカレーです。今回は、Hot&Sour LambとGreen Masala Chicken)、パコラが2個、ライス、サラダ、チャパティーが盛られています。


何だか意識高い系OLのワンプレートランチのようです。早速食べようと思いましたが、カレーがメインのはずにも関わらず、何故か主役のカレー2品は小鉢のような器に入れられて端にいます。そして、真ん中はサラダ。これではサラダがメインに感じてしまいます。

カレーが控えめにしている姿に困惑しつつも、まずはライスを食べてみましたが…ライスかたすぎです。カピカピです。乾涸びる寸前といったかたさなので、全然食べられませんでした。そして肝心のカレーですが、水分がかなり含まれており、べちゃべちゃ。コクもないですし、何故か香辛料ではなく胡椒が大量に入っていますし、カレーはべちゃべちゃ過ぎて、ナンやチャパティー、そしてご飯とはまるで絡みません。カレーって何だっけ…?お洒落な盛りつけのみ追究したカレーといった感じで、お味のレベルは低いです!美味しくありません。

唯一美味しかったカレーはこちら、Ox Cheek Bhuna。


お肉が柔らかく美味しかったですが、カレーではなく、もはやこれはビーフシチュー。そしてメインなのに、何故かスターターのような大きさ。意識高い系組は、この小さいカレーで満足できるのでしょうか。カレーをビーフシチューのように作るシェフは、カレーを食べたことがあるのでしょうか。

そしてこちらがガーリック・ナン。


ナンの大きさが際立ち、それと同時にカレーの小ささもまた際立ちます…。ナンが大きいのは結構ですが、それならカレーももう少し大きめにしてもらえないでしょうか。

ウェブサイトの写真ではとても美味しそうなナンに見えたので、楽しみにしていたのですが…かたすぎ。そして大半の部分が焦げており、苦味が強いナンでした。配偶者は、こんなのナンじゃない!ただのまずいピザ生地だ!と相当おかんむり。ガーリックの風味すらしません。

この大きくまずいピザ生地のようなナンで、小鉢に入った水っぽいカレー汁とビーフシチューをすくって食べる。これは苦行に他なりません。あまりに美味しくなかったので、完食に至ることができませんでした。

バーとカレーが一緒になった斬新なお店に期待していたのですが、蓋を開ければなんちゃってカレー屋。インド人が監修していると信じたいのですが、インド人らしきスタッフさんは一人も見かけませんでしたし、カレーに敬意を払っていないカレーで非常に残念でした。

まさかカレーでハズレを引くとは、本当に油断していました。評判は良いようなので、もしかしたら、ランチでは若干手を抜き、ディナーで本気を出すスタイルなのかもしれませんが、それはそれで大問題です。

あまりの失望で、今夜のバースデーパーティーのために飾られていた風船を、全部割ってから帰ろう!と冗談で言い合う、ぽろちと配偶者。絶対もう来ません!ビールが美味しかったので、配偶者のお情けで★は1個サービスです。リビングストンの醸造所に感謝しろ!
Ox cheek Bhuna
Craft Beer & Curry Bar
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