スコットランドの詩人バーンズ氏をお祝い!バーンズ・ナイト・サパー。Ghillidh Dhu。

本日はスコットランドの国民的詩人であり、日本では「蛍の光」で有名なロバート・バーンズ氏の生誕日。スコットランドでは、バーンズ氏の誕生日である1月25日又は25日付近の夜は「バーンズ・ナイト(Burns Night)」と呼ばれ、バーンズ・サパー(Burns Supper)を開き、バーンズ氏の詩を朗読したり、スコットランド名物のハギスを食べたりする日とされています。


スコットランドで愛されるバーンズ氏の生誕をお祝いするために、数々のレストランでは、「バーンズ・ナイト・サパー(Burns Night Supper)」が催され、スコットランドの伝統的な料理と共にバーンズ氏をお祝いしています。昨年は参加せず、何故かカレーを食べていたぽろちと配偶者でしたが、今年はGhillie Dhuにてバーンズ・ナイト・サパーへ参加してきました!少々画質が悪いので恐縮ですが動画を作ったのでその様子をご覧下さい!


ロバート・バーンズ氏は、1759年1月25日にスコットランド南西部のサウス・エアーシア(South Ayrshire)で生まれました。貧しい家庭に育ち働きながらも勉学に励んだバーンズ氏は、ある時詩に目覚めます。そして、彼が得た人脈に協力を得ながら、詩集を出版し大成功。詩人として大きな名声を得ました。

詩人として成功した一方で、私生活では随分情熱的なタイプだったそうで、妻以外にも複数の親密な女性がいたとのこと。妻との間に5人の子供を、他にも9人の私生児がおり、養育費を稼ぐために苦労したとの逸話があります。

19時からバーンズ・ナイトが開始されるとのことだったので、少し早めにGeillie Dhuに行き、バーフロアでビールとサイダーで乾杯することにしました。ここは以前、冷たく無愛想なスタッフさんに心が折れながらも普通のポテトを食べた思い出のあるパブです。


バーンズ・ナイトに参加すると思われる参加者が、ぽろちと配偶者と同じようにお酒を飲んでいたのですが、何故か皆、ぽろちと配偶者をジロジロ見てきました。バーンズ・ナイトにアジア人がいるなんて…と思われたのでしょうか…。居たたまれない気分のまま、会場であるホール(The auditroium)に向かいます。


このホールは、毎週金曜日にケーリーダンスが催されている場所です。今回のバーンズ・ナイトには、ケーリーダンスも含まれているので、とても楽しみです。


こちらがウェルカムドリンク。ぽろちはオレンジジュース、配偶者はウィスキーを頂きました。

ちなみにこの日は、まさかの6人掛けのテーブルで円卓ディナー。 初対面の方と同じテーブルは嫌だな…という心境のぽろちでしたが、挨拶程度で済んだので安心でした。


時間になると、バグパイパーと共にはハギスが運ばれてきました!照明が暗いため写真がぼやけてしまい、お見苦しい写真となってしまいました。申し訳ございません。


バグパイパーが、Address to a Haggis(ハギスに捧げる唄)を朗読します。

朗読が終わり、バグパイパーがハギスを切り刻んでセレモニー終了。ハギスに乾杯(Toast the Haggis)し、その後、ハギスが振る舞われました!


マッシュポテトはとてもまろやか。ターニップはクセがなくて食べやすく、何と言ってもハギスが美味しい!!ぽろちと配偶者は、大満足です。

満足してしまいましたが、ハギスの後にスターターのスープとパンが到着。



野菜、お米、レーズン、お豆が入ったスープです。お米は日本米ではないので、あっさりしています。不思議な風味で、具沢山のおかゆといったスープでしたが、美味しかったです。

お腹が一杯になってきたところに、メインのチキンが到着です。


こちらは胸肉なのですが、もう言葉通りの胸肉でした。特別工夫もない感じでローストされたチキンと野菜。チキンはとにかく硬過ぎて、美味しいとは言い難かったです。ブラックプディングが加えられたマッシュポテトは美味しかったですが、残りは厳しい戦いになりました。

デザートには、スコットランドの伝統的なデザート、クラナカン(Cranachan)。


Wikipediaによると、"ホイップクリーム、ウイスキー、蜂蜜、新鮮なラズベリーを混ぜたものと、少量のウイスキーに一晩浸したオートミールから作られる。"そうです。上に添えられているのは、ショートブレッド。クリームを囲っているのはチョコレートです。うっすらとウィスキー風味のするデザートは初めて食べる味でした。


ディナーを堪能した後は、ケーリーダンス!

 

とても良い思い出になりました!今年参加できなかった方は、ぜひ来年バーンズ・ナイト・サパーに参加されてみてはいかがでしょうか。
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