No Sushi!Yes Sushi。

嵐が吹き荒れる週末のエディンバラ。今日は1日家に居よう…と決意するも、何故か「こんな時だからこそ外出しよう」と配偶者が言い出し始めたので、渋々外出したぽろち。風に飛ばされながら歩いていると、ふと、道ばたに濡れてびしょびしょになった、お寿司とお鍋の食べ放題のチラシを見つけました。幸か不幸かこのチラシに出会ったことで、今夜の夕食が決まってしまいました。お寿司と鍋の食べ放題、Yes Sushiです。


ぽろちと配偶者は、前回このYes Sushiで、Maki Sushi Buffetにトライ。完璧とは言えない巻き寿司をエンドレスに食べ続けるという、過酷なチャレンジをしたものの、完走はできず途中で無念のリタイアとなりました。その苦い経験があるので、ぽろちは正直気が進みませんでしたが、今回は、"Sukiyaki + Maki Sushi" というプランがあるとのこと!お寿司はベンチ、お鍋をメインに攻めようということで、早速エントリーしました!

1人£18でお鍋と巻き寿司が食べ放題なのですが、お寿司には制限があり、1回のオーダーにつき、1人一皿しか頼めないようです。


悪天候ということもあって、店内はガラガラです。曲名はわかりませんが、大塚愛氏の哀愁溢れるBGMに迎えられて、ぽろちと配偶者は着席しました。嵐とこのBGMのおかげで、何だかぽろちと配偶者、初っ端からテンション低めでスタートです。


案内してもらったテーブルはこちら。IHホットプレートがすでにセッティングされています。


こちらのメニュー表に、オーダーしたい物にチェックを入れます。まず最初は、スープを選びます。クリア、ホット&スパイシー、日本スタイル、キムチなどから2種類選ぶことができます。今回は、クリアとホット&スパイシーをチョイス!


オーダーを終えたと同時に、お鍋がやって来ました。何とも言えない香りが、ぽろちの鼻孔を鋭く突いてきました。本当はぽろち、日本スタイルのスープが良かったのですが、既に配偶者がオーダーを済ませてしまったので後の祭り。この独特な匂いに触れて、ぽろちは思いました。今夜のレストラン選びは、失敗だなと。

ホットプレートに表示されているのは、制限時間を示す2時間です。この2時間で、お鍋の勝者にならなければなりません。


具材が来る前に、奥のタレコーナーでタレの準備をします。醤油風、ゴマだれ、謎の甘い味噌、ニンニク、パクチー、ごま油、ラー油などなど、それなりに種類があります。恐る恐る、配偶者は醤油風のタレにニンニクとごま油、ぽろちはラー油を選びました。


そうこうしているうちに、白菜、 大根、きくらげ、お豆腐が到着!


牛肉、豚肉、ラム肉も到着!


エビ天巻き、鉄火巻き!なにやら形が既に崩れている…。


試合開始!ぐつぐつ煮えたスープにお肉をイン!しかし、入れた途端、お肉達がほぐれて鍋の中で行方不明…。このお肉、とても薄くて小さいんです。ペラッペラッでお湯に通すと息絶えるように覇気がなくなります。ぽろちのガン萎えを見た配偶者が、必死に「ここは日本ではなくエディンバラだよ!」とフォローをいれてきましたが、ぽろちの食欲は完全になくなりました。しかし、ここエディンバラで、レストランでお鍋が食べられることを有り難いと思わないといけません。

クリアスープは、ニンニクやショウガ仕立てのあっさりで、美味しいです。ホット&スパイシーは、ピリ辛でニーハオ風味の強いスープでした。

配偶者は空腹だったようで、ガツガツ食べていました。配偶者のように、異国の食文化に関して寛大であり、適応力のある方は、普通に食べられると思いますし、受け止められると思います。

なんやかんやで2週目に突入!


文句を言いながらも受け入れてきたぽろちと配偶者でしたが、このお寿司を食べて一気に風向きが変わります。このお寿司、お米がカピカピでヤバいレベルで硬い。噛むとガリッとするレベルの硬さです。お米は最高の癒しと思っている配偶者とぽろちは、かなり激怒。仮にも店名にSushiを使っているお店が、何故お米もまともに提供できないのか!!加えてお肉も、更に質が悪くなって登場です。ゴムのような食感のお肉…。


全てにガン萎えしているぽろちは、生卵作戦にでます。サルモネラ菌?そんなものは知りません。かき混ぜた生卵にもちろんお醤油をいれて、お肉をイン!生卵とお醤油という最高のタッグのお陰で、なかなかイケるお味になりました。配偶者も真似して生卵作戦に挑戦。色々タレを試行錯誤するよりも、生卵醤油が1番美味しいという結果に落ち着きました。

止めておけば良かったのに、まさかの3周目。

こちらをご覧下さい。


気分を変えるために頼んだ、餃子とジャパニーズ・フィッシュ・ボールという名の悲しいちくわを…。

お肉もお米も2週目に比べたらマシになったものの、食欲は薄れゆくばかり。 スープもあっさりのクリアしか使わなくなり、餃子やちくわといった悲惨な物は、もう一方のニーハオスープ行きとなりました…。

もうYes Sushiは行きません!
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