エディンバラに帰宅途中で向かった先は、グレンコー(Glencoe)と呼ばれる渓谷。ゲール語で、「嘆きの谷」という意味だそうです。グレンコーは、ウィリアム三世が治めるイングランドによって、1692年に引き起こされるグレンコーの虐殺と呼ばれる、スコットランドの歴史上悲劇として語り継がれる出来事があった場所。
ジャコバイト号の乗車と写真撮影で旅の目的をすべて果たしたため、少し眠りにつこうかと思いましたが、かなりひどいバス酔いにぽろちは瀕死状態。日本ではほぼ車内で酔う事がなかったのですが、何故かエディンバラに住み始めて以来、毎度酔う始末。配偶者もぽろちにつられて貰い酔い状態になっていましたが、目の前に広がるグレンコーの景色を見て、少しだけ酔いから回復。
こんな景色は、日本では見た事ありません。途方も無いほど広く、そして重い、圧倒的な景色に言葉を失いました。この旅で最も印象に残る景色でした。
残りの旅は、トイレ休憩を挟みながら、終着地であるエディンバラへと向かいます。
途中、フランクがスコットランドにちなんだ音楽CDをかけてくれ、窓に広がるスコットランドの風景と相まって、旅情を誘います。しかし、ぽろちと配偶者はバスに乗るや否や、また酔って撃沈。車内に流れるBGMが耳障りに感じる程、気持ち悪さで一杯でした。
19時に、エディンバラ到着。てっきり集合場所のロイヤルマイルで解散かと思っていましたが、フェスティバル期間中ということもあって交通規制がされていたようです。エディンバラの中心地の付近のWest Endエリアで降車し、荷物を受け取ります。最後にフランクから何かスピーチがあるかな?と思いきや、ドライに流れ解散。孤独系夫婦のぽろちと配偶者は、後ろを振り返る事無く、先陣を切ってその場を離れ、家路につきました。
今回ぽろちと配偶者が参加した、Highland Experience主催の「LOCH NESS, FORT WILLIAM & THE JACOBITE STEAM TRAIN」は1泊2日の短いツアーではありましたが、それなりに満足しました。盛りだくさんの内容だったので、忙しないツアーでしたが、観光することができましたし、色々あったものの結果OKです。後から地図をみて振り返ってみても、スコットランドをぐるっと一周して来たんだ、と達成感と満足感に浸れます。
ただ残念だったのが、今回お世話になったHighland Experienceというツアー会社、ドライバーのフランクはとてもフレンドリーで親切でよかったのですが、ツアーに関する事前情報がとても乏しいのです。ウィスキー蒸留所見学や、ネス湖クルージングがあること、ジャコバイト号が往復であること、マレイグのランチは各自でレストランを見つけないといけないこと、果ては宿泊するホテルの場所すら知らされていませんでした。結果的にそれなりに良かったものの、与えられる情報が少なくてとても残念でした。
ドライバーさんの違いや、参加する時期によってツアー内容にも違いがでてくるかと思いますが、今回のレポートが皆さんのハイランド旅行のお役に立てたら、と思います。ご愛読どうもありがとうございました。今度は、スカイ島やアイラ島に足を伸ばしてみたいと思います。
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2 Comment
私も全く同じ感想です。マレイグでの、ランチって自分たちで?とか、ジャコバイトの席は付箋紙はってあるとこ?みたいな一瞬たりとも油断できないスリリングな旅でした(笑)アメリカ人もカナダ人もかなり「困惑するわ~。」みたいな感じでしたから、会社なんですかねえ。バスもあの型だし、運転も…だし、車酔いもしますよね。でも!ハイランドを効率的に回れて、イギリス北部を知った気になり、ますますイギリスが好きになりました。これからもイギリス便り、楽しみにしてます。ランキング1位もおめでとうございます!
Reply野犬の母さん、コメントありがとうございます。やはり事前情報が乏しいのが困りますよね。そして、車酔い!長時間揺られているとなかなかキツイです。何だか色々とずさんなところが多くて、もう絶対利用しない!と思っていましたが、効率良く回れましたし、なんだかんだ楽しかったので、スカイ島やアイラ島に行く時にまた利用しようかなと思っています笑
Reply楽しみにしていただいて、ありがとうございます。お恥ずかしいブログですが、これからも精進致します。ありがとうございました!
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