消極的なハギス。The Royal McGregor。

ついに、エディンバラも観光シーズン到来です!エディンバラ城とホーリールード宮殿を結ぶ、ロイヤルマイルにはたくさんの観光客で賑わっています。ぽろちと配偶者もそんな観光客に混じりながら、ロイヤルマイルにあるパブ風レストランにチャレンジしてみました。The Royal McGregorです。


場所は、ロイヤルマイルにあるスターバックスのすぐ近くにあります。お城に向かって左手側。少しこじんまりとした外観です。


店内に入ると、少々つんけんとした女性スタッフさんに冷たく案内されました。テラス席に座りたいと伝えると、お金はバーカウンターで先に払って!とまるで、食い逃げを疑われているような態度。確かに日本人のぽろちと配偶者は観光客に見られて当然だと思いますが、それにしてもこの冷たい接客はちょっと…。もしかしたら以前アジア人と何かトラブルがあったのかもしれませんが…それでも…と、腑に落ちないぽろちと配偶者。

ぽろちはもう、この女性スタッフの接客で心がズタズタに折れていました。エディンバラでこのような接客をされたのは、初めてです。気持ちを切り替えた配偶者は、バーカウンターでドリンクをオーダー。ぽろちはお気に入りのKopparbergのMixed Fruitです。配偶者はラガービール。お天気がよいので、テラス席で乾杯です!


…と思いましたが、風が冷たくてとても寒い。のんびり夏の雰囲気を味わいながら飲みたかったのですが、あまりに寒いので、一口飲んですぐ、ぽろちと配偶者は店内に避難です。


店内は縦長で、パブのようなバーカウンターはあるものの、雰囲気はレストランに近いです。どうやら、最近改装したようです。本格的なパブを味わいたい方にはおすすめしませんが、構えず気軽に利用したい方には良いかもしれません。

冷たい接客の所為で気持ちは沈んでいましたが、ハイランドバーガーをオーダーしました。コールスロー、ポテト、そしてウィスキーソースが付いてきます。


断面図がこちら。


ハンバーガーとハギスが、同じくらいの厚さでバンズに挟まれています!見た目になかなか迫力がありますが、チーズものっていないし、味にパンチがありません。ハギスももちろん美味しいのですが、ハギス特有の風味も薄いと感じました。また、ウィスキーソースには、全然ウィスキーの風味がありません。クリームシチューのようなウィスキーソースに、がっかりです。

もう一品は、Haggis, Neeps and Tatties です。


こちらも見た目に迫力があります。上から順番に、ターニップ(人参に近い味の野菜)、マッシュポテト、ハギスで積み上げられています。こちらは、何故かウィスキーソースは追加でオーダーいなくてはいけません。本来であれば、ハギスにはウィスキーソースは必要不可欠。何故バーガーにはついていて、ハギスは追加しなければならないのか意味不明でした。

お味は、こちらもなんともハギスの存在感が薄い。コショウの風味が強く、ハギスの風味を感じません。もちろんウィスキーソースも何かが違います。

ハギスは食べにくい食べ物ではないのですが、おそらく万人受けを狙ってか、風味を消すように料理されているような気がしました。ハギス好きのぽろちと配偶者としては残念です。

本日のThe Royal McGregor、Web siteやトリップアドバイザーで"フレンドリーなスタッフ"や"お客さんのフィードバックで改善します"など書いてありましたが、オーダーをとってくれたお姉さんの態度が残念でした。しかし、他の店員さんは親切なので、ご安心を。

メニューはとても典型的なスコティッシュ料理ばかりですし、料理も悪くありませんでした。しかし、本来のパブの雰囲気や、ハギスらしいハギスを食べたいという方にはおすすめしません。時間もないしレストランも見つけられないし手っ取り早くスコティッシュ料理が食べたい!という方には、The Royal McGregorは気軽に挑戦できるのでよいかもしれません。

ですが本格派のハギスを食べたいという方は、違うレストランに行きましょう。絶対です。
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