激まずビュッフェレストランに潜入!Mr Basrais World Cuisines。

その日、ぽろちと配偶者はいささか緊張の面持ちで一軒のレストランの前にいました。しかし、その表情にはどことなく自信が伺えます。というのも、このブログを読んで下さっているおまめさんからのリクエストで、「かなりまずいビュッフェレストランがエディンバラにあるので、それをレポートして欲しい」とのこと。「かなりまずい」というのが若干引っかかりますが、イギリスナイズされた味覚を持つぽろちと配偶者は、もう無敵。まずかろうが何だろうが、お腹いっぱいになるまで食べて帰って来てやる!とやる気全開です。と、いうわけで、本日のレストランはリクエストにお応えして、Mr Basrai's World Cuisinesです。


場所は、エディンバラの西側Fountain Bridgeというエリアにあり、映画やボーリング、レストランなどが集まる複合施設Fountain Parkの中に入っています。まさかここが、地獄の一丁目であることを、この時のぽろちと配偶者はまだ知る由もありませんでした…。


入店すると、レストランのスタッフとしてその接客はどうよ?と思わず首を傾げてしまいたくなる程やる気無さげで、おまけにジャージを着たおじさんが、席まで案内してくれました。他のスタッフは制服を着ていたので、この人がオーナーかと思われます。上に立つものこそきちんとしなければならないはずなのに…。これはいかにも不吉な予感。また、スタッフさんは総じて、インド系の方が多い模様。異様な空気を感じながら、早速ビュッフェスタートです!


まずは、いきなり食らいつく前に偵察です。ラインナップは、ピザ、パスタといったイタリアン、カレーなどのインド、春巻きや北京ダックのチャイニーズ、デザート、そしてお寿司がありました。種類は、まあまあ充実している模様。特に、インド系とデザートは結構幅を利かせているように感じました。

とりあえずお寿司でも…ということで、お寿司コーナーを占領しました。


前回の寿司ビュッフェYes Sushiが思いの外良かったので、今回も調子にのって、全種類2個ずつ持ってきました。しかしですね、ご覧の通り、このお寿司どう見てもお寿司という感じがしませんよね…。というかこの巻物のネタが意味不明…。おそらくオレンジのはニンジン巻き…。サーモンの握りは、なんかコロコロしている…?


とりあえず早速配偶者、ニンジン巻きをパクリ。すると配偶者、一瞬で苦悶の表情を浮かべ、慌てて水を一気飲みするも、ニンジンが喉に引っかかったらしく吐き出しました。「ちょ、何吐き出してんの?!」とぽろちは激おこでしたが、配偶者は「このお寿司、粘土みたいなんだけど!!」とぽろちの上をいく激おこ。

まさか…とぽろちもサーモンの握りを食べましたが、1秒後、そのサーモン握りをリバースしてしまい、お皿の上に墜落させました。想像を絶するまずさです。お米を手で潰して、お団子にしてお酢をつけて、海苔をまいたような、子供のおままごと以下のお寿司。めちゃくちゃヤバいレストランに来ちゃった…と青ざめるぽろちと配偶者。しかし、時既に遅し、この最悪のレストランをレポートするという任務があるのです。

まあ、ぽろちが最初にセレクトした料理のラインナップを見て、皆様お分かりでしょう。


本来ならブログ用にしっかりと盛りつけて写真をキメたいと思っていましたが、なんか全てがまずそうで取るものなくて、結局無難な物だけをセレクトしちゃった感じです。その無難なラザニアですが、なんか辛いんですよ。インド的なスパイス効いてますって感じです。そして、タンドリーチキンもめちゃくちゃ辛い!辛い物好きなぽろちですが、全て辛いのもいかがなものかと思います。ていうか、ラザニアがインド的スパイス効いているってどうなの?どうなってるの?このレストラン!インド人スタッフだらけだし、これはインド人の舌に合わせたビュフェ…!?

続いて、パスタ。オーダーすると、目の前でパスタを茹でる所から調理してくれます。これは、目にも楽しい粋なサービス!と思いきや、5分経ったらできるからまた来てくれ、と突き放されます。そして、5分後に受け取った完成品がこちら。ボロネーゼとカルボナーラです。


まさかボロネーゼまでインド的スパイスかよ…という辛さを感じました。


カルボナーラは、コショウがめちゃめちゃ効きすぎている上、パスタが伸びまくってべちゃべちゃです。


もうここは炒飯でキメないとやってらんない!ということで、炒飯を投入しましたが、撃沈。インディカ米の炒飯なんですよ。全っ然心身に響かない炒飯なんですよ!もうこれ炒飯を冒涜してんじゃね…?って感じにまずい炒飯なんですよ!激おこ!!

ちなみにカレーは、普通でした。さすがインド人が本気で作ってるだけあるって感じですね。まあ、激おこのぽろちと配偶者の胸には何一つ響かないカレーでしたけどね!ちなみに何故カレーの写真がないのかは、よくわかりません。



「デザートはさすがに大丈夫でしょ!」とノーガードのぽろちと配偶者。デザートコーナーは色とりどりのアイスクリーム、ケーキ、ムースがたくさん。ひとまず、目についた物を一通り、取ってきました。


こちらはストロベリーとマンゴーのムースです。いや、これがね、まさかのトラップなんですよ。ムースが冷蔵庫の味なんです。何日も冷蔵庫で保存していたんだろうな…とリアルにわかる冷蔵庫の味なんです。まずい。本気でまずいです。ぽろち、配偶者、完全にノックアウト。試合終了です。

これまでエディンバラで、数多くのレストランに挑戦してきたという自負がありますが、これほどヤバいレストランにはあたったことがありませんでした。いやマジでヤバいです。ぽろちと配偶者は、一度食べた物を吐き出してしまったんです。それほどまずいです。 怒りを通り越して悲しい。帰り道、ぽろちと配偶者の間にはほとんど会話がありませんでした。ぽろちと配偶者から笑顔を完全に奪ったMr Basrai's World Cuisines、許せません。

リクエストを下さったおまめさん、ありがとうございました!
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