テスコでクリスピークリームドーナツ!

イギリスには、美味しいドーナッツがない。


イギリスでは野菜や肉魚類は価格が高めだが、その一方で、パンやお菓子などは比較的安価で購入することができる。だが、パン類は量は多いが、種類が少ない。お惣菜パンなどは、ほぼ皆無。少しでも工夫を加えたら美味しいものができると思うのだが、菓子パンも似たような系統が多いのが悲しい。その菓子パンの中で、ぽろちと配偶者的にドーナッツは残念なものが多いと感じる。

そもそも、あまりドーナッツを見かけない。菓子パンと言えばドーナッツといっても過言ではないほど、ドーナッツは菓子パン界で重要だと思うが、ほぼ見ない。仮に見かけたとしても、ヨレヨレに萎れてしまった哀れなドーナッツ。ぽろちも配偶者も特別ドーナッツが好きというわけではないが、たまに無性にミスタードーナッツのような本格的ドーナッツが食べたいという時がある。

しかし、このエディンバラ市内にはそういったドーナッツは見当たらない。食べたいなら作るしかない…と面倒な気持ちでいたところ、エディンバラの中心街のテスコでクリスピークリームドーナッツが購入できるようになったのだ。

クリスピークリームドーナッツ(Krispy Kreme Doughnuts)。1937年アメリカで産まれたこのドーナッツチェーン店は、12個入り1箱を安価に提供したことで大衆に人気を誇り、2006年に日本上陸。第一号店の渋谷では連日行列ができていたそうだ。また、現在は不明だが、ぽろちが学生の頃は待っている間にドーナツを貰えるサービスがあった。

そのクリスピークリームドーナッツが、イングランドに進出したのが2003年。そしてスコットランドのエディンバラに進出したのが、なんとつい最近の2013年。配偶者が職場のティータイムで聞いたことによると、オープンした当初、やはりこちらでも道路までお客さんが行列を作っていたそうである。


ちなみにテスコ全店でクリスピークリームドーナッツを購入できるわけではなく、エディンバラ市内では4軒のテスコのみで取り扱っている。


早速購入のためテスコに向かったぽろちと配偶者。テンションが上がり、ついつい食べきれるか不明なのに、12個入りのボックスを購入してしまった。£10.95と手頃な値段である。


開封すると、色とりどりのドーナッツが!当初ぽろちと配偶者は、「クリスピークリームドーナッツといっても海外のドーナッツだから、どうせ着色料たっぷりの毒々しいものでしょ」想像していたが、そうではなく思いのほか美味しそうだったので安心した。ぽろちと配偶者は早速頂いてみたが…。

美味しい。普通に美味しく、安心して食べれる。甘いは甘いのだが、美味しいと思える甘さ。ややもちもちとした食感が、日本で食べていたドーナッツを思い出し、懐かしさすら覚えてしまう。

しかし、少々苦しいこともある。日本のドーナッツのように1つ1つ工夫がされているわけではなく、系統が似ているのだ。というか、2種類しかない。穴の空いていないドーナッツの中は、ジャムやクリームが入っているタイプ。そして、穴の開いたドーナッツは、見た目は違うがプレーン以外ほぼ同じ味だ。12個を2人で毎日2個ずつ6日かけて食べるには、だんだん飽きがきて少々キツい。

我が家には、深刻なドーナッツ不足から転じて、ドーナッツ過剰の時代が到来した。しばらくはドーナッツは大丈夫だ。


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