場所はエディンバラの中心プリンセス・ストリートと並行に伸びるローズ・ストリートにあります。ローズ・ストリートには多くのパブやレストランが集中しており少々わかりにくいので、お店の名前をよく見ながら歩かれることをおすすめします。
レストランの名前の"Meze"は、東地中海における前菜やおつまみのことをさすようです。ぽろちと配偶者はそのような意味があるとは全く知らず、レストランに赴きました。これが後に、ぽろちと配偶者を後悔させることになるのです。
お店はこじんまりとしていますが、地下にもお席があるので、大人数でも可能のようです。我々が入店後、しばらくするとあっという間に満員になってしまったので、予約は必須かと思われます。
まずは、ぽろちはロゼ、配偶者はビールをオーダー。かんぱーい!やっと週末です。今週もお疲れさまでした!
メニューを見ると、"HOT MEZES"やら"COLD MEZES"などという項目があり、ずらりとたくさんの料理名が並んでいました。また、1人あたり3〜4品のオーダーを推奨する、と書かれていました。ぽろちと配偶者は、トルコ料理に関しては全くの初心者で無知。料理名を見ても何がなんだかさっぱりです。
ぽろちと配偶者が悩んでいるのを見かねたスタッフの方が、「シェフのおまかせがあるわよ」と、シェフの気まぐれコース"Meze feast"を教えてくれました。正直、何がくるのか怖い気持ちもありましたが、今回はシェフに身を委ねることにしました。「何が来るかわかんないけど、とりあえずケバブはくるっしょ!」と期待していたぽろちと配偶者。
ほどなくして、料理が運ばれて来たのですが…。少しずつ来るのかと思いきや、突然大量の料理が一気にぽろちと配偶者のテーブルを埋め尽くしていきました。
呆然としながらも、とりあえず食べるぽろちと配偶者。トルコ料理は全くの新参者なぽろちと配偶者なので評価の仕様がないのですが、まずこの4品は完全にぽろちと配偶者の口に合いませんでした。もう、何がなんだかさっぱりわかりません。よくわからないものをしそっぽい何かで巻いた謎の料理、ヨーグルト風味のソース的なもの、辛さがとりえの不明なもの、たまねぎの何か。本当に申し訳ないのですが、とにかく意味不明すぎて口に合いませんでした。
続いては、美味しいか美味しくないかわからないけど可もなく不可もなくといった、ラインナップです。パン、チーズの春巻き的なもの、茄子のトマト煮、よくわからない揚げ物、これまた茄子のヨーグルト風味ソースかけ、豆のペースト的ななにかです。とにかく、普通でした。というか、やはりいまいちピンと来ません。不思議な気持ちでひたすら食べていました。
最後は、美味しかったラインナップ。いかの揚げ物、スパム的なソーセージ、チーズコロッケ、トルコ的ポテト。お子様ランチ的なメニューばかりだな…とお恥ずかしながら笑われそうですが、これが普通に美味しかったと思いました。終始、よくわからないディナーでした。
デザートもよくわかりません。とにかく、美味しいとも美味しくないとも言えない、料理でした。そして「ケバブ絶対くるっしょ!」と思っていたぽろちと配偶者でしたが、このシェフの気まぐれコース名は、"Meze feast"。冒頭でもお話したように、"Meze"の意味は、おつまみ。つまり、ぽろちと配偶者が注文したコースは、おつまみコースだったのです。当然、ケバブなどくるわけもありません。最後の最後で意味を知ったぽろちと配偶者は、撃沈でした。無知とは恐ろしいものです。
料理自体はすごく丁寧に調理されていると感じたので、次回チャンスがあればメインやケバブに挑戦したいと思います。