求む!トイレ・レボリューション。

日本のトイレが非常に恋しい。

(お見苦しい写真をお見せしたくなったのでぽろち的イギリスベストトイレを。)

日本を出て異国に行くと、ぽろちのストレスメーターが一気に跳ね上がる。それでも旅行だから、と思えば気にならないのだが、なんせ今はスコットランドはエディンバラ在住。いつまでも日本の栄光に浸るぽろちが悪いのだが、こちらに住み始め日々ストレスメーターは上昇しており、もう既にメーターは振り切れ寸前だ。

そのぽろちのストレスの1つが、イギリスのしょぼすぎるトイレ事情だ。

何とも悲しい。雀の涙の様なへなちょこ水圧や、約3分に1回しか流れない謎のシステム、便座が冷たく人に配慮していない労りのなさ。これは何とも悲しい現実である。

そもそもイギリスは人類の歴史に革命を与えた産業革命の発祥の地であり、世界をリードしていた国である。当然産業革命の勢いを永遠に持続して欲しい所なのだが、どうしてなのだろう。勢いはガス欠状態である。日本に生まれ育った身としては、やはりこのガス欠状態で向上心が感じられない文化にいささか疑問だ。やはり利便性よりも伝統が重要なのだろうか。

余談ではあるが、ぽろちはイギリスのトイレ事情で数々の失敗をやらかし、その度配偶者を巻き添え、何度か逃走劇を繰り広げている。挙げればキリがないため詳細は割愛させていただくが、まあ要は、使用後に何度レバーも押してもどういうわけか水が流れず、大変申し訳ないが人の気配を見計らいそのまま逃走。ある時は、流すレバーすらどこにあるか見当たらず、これも大変申し訳ないがそのまま逃走。逃走劇などとふざけたことを言ってはいるが、こちらも大変切実で、本当はどうにかして対処したかったのだ。悪あがきだが、信じてもらいたい。

ちなみにイギリスには、超難関なトイレがある。流す箇所がレバーではなくチェーンを引くタイプのトイレだ。


このチェーンを引くタイプのトイレは、素人では対処できないだろう。このタイプには、「勢い良くチェーンを引くと水が流れる」と「ゆっくりチェーンを引き手を離すと水が流れる」の二種類があり、両者を見分けるのは非常に困難でおそらく生粋のイギリス人でも引かなければ区別できないだろう。便利さを追求せず、我が道を行くイギリスはさすがである。もちろんこのタイプのトイレでも、ぽろちは失敗をやらかしている。もうこの手のタイプのトイレは出来れば使用しないと心に決めており、万が一危機的で絶望的な状況に陥っても、もう諦めてその場で終焉を迎えようと思っている。後の処理は配偶者に任せることにする。

そんなこんなでイギリスのトイレには辟易している。せめて我が家のトイレは癒しの空間にしトイレを敬い輝かせよう…と渡英直前ぽろちは目論んでいたんだが、「うちにはトイレットペーパーホルダーがないんだ…」とまさかの衝撃お知らせをぶっ込んできた配偶者の一言で、「ぽろちの☆明るいトイレ計画」も一時中断となった。気が動転してはいたが、すぐさまAmazon,jpでトイレの帝王TOTOからトイレットペーパーホルダーを購入。


便座シートやその他のトイレグッズも揃え渡英したのはいいものの、肝心のトイレットペーパーホルダーが座って手が届くところに付けられなく、全くの意味なし。ぽろちの焦りは緊迫しており、探しに探してなんとか手に入れたトイレットペーパーホルダーがこちら。こちらはIKEAで購入した。


いつもぽろちのトイレ事情を笑っている配偶者だが、ぽろちが渡英する前、トイレットペーパーホルダーがない状況で、彼はどうやってトイレットペーパーを使用していたのだろうか。調査の結果によっては、彼のトイレットペーパー事情をぜひ記事にし、世界へと彼の羞恥を発信したいものである。

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